新型コロナウイルス感染症対策本部　第24回本部員会議　知事メッセージ（令和2年11月24日）

国内では、全国各地で新型コロナウイルス感染症が再び拡大し、7～8月の感染の波を超える新規感染者数が発生するなど、「第3波」とも言える状況です。

県内においても今月11月に入ってからこれまで128名（令和2年11月24日15時現在）の感染が確認されております。
職場や飲食店における複数の感染事例が確認されたことに加え、高齢者施設でのクラスターも確認されております。

県では、国で定義する濃厚接触者に限らず、感染が疑われる方の調査を実施し、早期に感染者を発見し、感染拡大を防止するよう全力で取り組んでいます。
検査体制や医療提供体制は感染拡大時でも対応できるよう整えています。
社会福祉施設等で大規模な集団発生に備えた「いわて医療福祉施設等クラスター制御タスクフォース」を設置し、クラスター発生時の対応も準備しています。

今後、県内全域における家庭内感染や、学校等におけるクラスターの発生のリスクが高まってくると危惧されることから、岩手県新型コロナウイルス感染症対策専門委員会のコメントを踏まえ、県民の皆さま、来県される皆さまに、次のことをお願いします。

• 手洗い、咳エチケット、室内の換気、湿度の調整等の基本的な感染対策をお願いします。
• 「県民や来県される方々」には、毎日の健康確認、体調不良時の外出自粛、マスクの着用、三密を伴う会合等の回避をお願いします。
• 「事業所」には、業種別ガイドラインによる感染対策の徹底、従業員の健康状態や行動歴等の記録をお願いします。
• 「接待を伴う飲食店の利用者と従事者」には、「もしサポ岩手」や「COCOA」等による接触情報、連絡先情報の記録をお願いします。
• 「医療機関」には、発熱等の症状のある方への積極的な検査の実施をお願いします。

特にも、「高齢者」と「基礎疾患のある方」は、重症化のリスクが高いと言われていますので、一層の注意をお願いします。