新型コロナウイルス感染症対策本部 第25回本部員会議 知事メッセージ(令和2年12月4日)

ページ番号1035301  更新日 令和2年12月4日

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11月に入ってから、職場や飲食店、高齢者施設でのクラスターが発生し、今後、県内全域における家庭内感染や、医療機関、学校等におけるクラスターの発生リスクが高まってくると危惧されています。

また、感染事例の増加とともに、重症化や死亡のリスクが高い「高齢者」と「基礎疾患のある方」の感染も増加しています。

さらに、年末年始に向けて、人の移動や人が集まる機会が増えていくことで、感染リスクが高まることが予想されます。

そのため、県民の皆さま、来県される皆さまに、家庭や職場を含むすべての場において、感染対策に取り組んで頂きますようお願いします。

〔感染が拡大している地域との往来について〕は、

  • 感染ステージを判断する指標のひとつである「直近1週間の新規患者数(対人口10万人)が15人以上」の地域や、不要不急の往来や外出の自粛をお願いしている地域への往来は、慎重に判断するようお願いします。

〔感染対策の徹底〕としては、

  • 常時マスク着用、手洗い、咳エチケット、室内の換気、湿度の調整等の基本的な感染対策をお願いします。
  • 毎日の体温測定をはじめとする健康状態の確認をお願いします。
  • 発熱、咳等の体調不良時には、外出を控えて頂き、医療機関を受診する場合は、「かかりつけ医」「受診・相談センター」に電話相談の上、受診するようお願いします。
  • 三密を伴う会合等は回避するようお願いします。
  • 高齢者や基礎疾患のある方は、重症化リスクが高くなりますので、ご家族の方などその周囲にいらっしゃる方も含め、一層の注意をお願いします。
  • 事業所には、業種別ガイドラインによる感染対策の徹底、従業員の健康状態や行動歴等の記録をお願いします。
  • 接待を伴う飲食店の利用者と従事者には、「もしサポ岩手」や「COCOA」等による接触情報、連絡先情報の記録をお願いします。
  • 医療機関には、発熱等の症状のある方への積極的な検査の実施をお願いします。

〔年末年始における感染防止〕としては、

  • 年末年始は、一律に帰省や旅行の自粛をお願いしませんが、人の移動が集中し「密」にならないよう、帰省や旅行、初詣の時期を分散するようお願いします。

〔思いやりの気持ちと冷静な行動のお願い〕としては、

  • 感染された方々やその家族などに対する差別、偏見、誹謗中傷は決して許されません。相手を思いやる気持ちを持ち、冷静に行動しましょう。
    医療関係者をはじめ県民生活に不可欠なサービスの提供に従事している皆さまに、感謝と思いやりの気持ちをもって応援してくださるようお願いします。

県内において、飲食店クラスターの発生、感染事例の増加等もあり、県民が外出や会食を控える動向があることから、飲食業などの事業者はより厳しい状況におかれています。

県は、今般、市町村と連携し、岩手県独自の支援策として、事業者の固定費負担を軽減する家賃支援を実施することとします。

また、12月定例会において、第6号補正予算を提案しております。
まず、「医療関連」においては、季節性インフルエンザの流行に備え、新型コロナウイルス感染症の同時検査に必要な費用を計上しています。

「教育関連」においては、感染症の影響で中止や延期となった修学旅行のキャンセル料について、保護者の負担軽減を図る予算を計上しています。

「経済・雇用対策」としては、制度融資資金の貸付枠をこれまでの2,000億円から3,200億円に増額し、年末の中小企業の資金繰りを支援するための予算を計上しています。

県は、今後も市町村、関係団体等と連携しながら、新型コロナウイルス感染症対策に全力で取り組みます。

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このページに関するお問い合わせ

保健福祉部 保健福祉企画室 新型コロナウイルス感染症対策担当
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