東京2020オリンピック・パラリンピック選手村ビレッジプラザへの木材提供
東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会は、オールジャパンで大会を盛り上げ、大会後に各地にレガシーを残すことを目的に、「選手村ビレッジプラザ」の整備において、全国の木材を活用する事業を構築し、建設に必要な木材を無償提供する地方公共団体を公募しました。
県では、東日本大震災津波から本県が力強く復興した姿や、本県の高品質な木材・製材品を国内外に積極的に情報発信するため、県産材を提供する自治体に応募し、棟単位で木材を提供する自治体の1つに選定されました。
木材は、令和元年度に提供しており、大会終了後、提供した木材を引き取り、大会のレガシーとして、県内の公共的な施設等で後利用することとしています。
この一連の取組は、企業局の「震災復興・ふるさと振興パワー積立金」活用事業により実施しています。
○ 選手村ビレッジプラザに提供した木材の後利用について
東京オリンピック・パラリンピック競技大会が終了し、令和元年に提供していた木材が、令和3年11月から令和4年1月にかけて返却されました。
県では、「東京2020大会選手村ビレッジプラザ提供木材後利用検討委員会」を設置し、使用された木材の後利用について検討しています。

○ 選手村ビレッジプラザ内覧会式典について
令和2年1月29日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による内覧会式典が開催されました。
選手村ビレッジプラザは、メディアをとおして多くの人の目にふれる選手村の代表的な施設であり、大会期間中の選手の生活を支える施設として、チームの歓迎式典が行われたり、雑貨店舗やカフェ、メディアセンター等が配置されたりなど、メディア関係者や居住者の関係者等が訪れる施設です。
選手村ビレッジプラザの延床面積は約5,500平方メートルで、その内、約330平方メートルを占めるA1棟は、全てが岩手県産木材で建築された区画であり、各国の報道関係者が集まるメディアセンターとして利用される予定です。
○ 出荷式
選手村ビレッジプラザ建築現場に向けた第1回目の出荷に合わせて、出発式を開催し、県内全てのテレビ局、ケーブルテレビ1社、新聞社2社及び林業業界紙2社から取材をしていただきました。
(1) 日時 令和元年10月7日(月曜)14時から
(2) 場所 遠野市森林総合センター (遠野市青笹町中沢8-1-8)
○ 木材製品製造状況の公開について
アカマツの集成材製造現場を公開し、民放TV局2社、ケーブルテレビ1社で放送され、新聞社1社、林業業界紙2社の新聞に掲載されました。
(1) 実施日 令和元年7月31日(水曜)
(2) 場所 協同組合遠野グルーラム(遠野市)
○ 木材(カラマツ)の加工等について
森林認証林から伐採したカラマツを、まずは正角材に加工して、「日本農林規格(JAS規格)」基づく品質検査を行っています。
この様子は第26回「いわて!わんこ広報室」でも放送されました。
これまでの取組
東京2020大会選手村ビレッジプラザについては、組織委員会のホームページをご覧ください。
いわて林業アカデミー研修生の皆さんから東京2020大会へのエール
東京2020組織委員会のホームページで紹介されていますので、詳しくは下記のページをご覧ください。
このページに関するお問い合わせ
農林水産部 林業振興課 林業・木材担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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