いわてグラフ6月号(第767号)テキスト版

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ページ番号1020634  更新日 令和1年6月1日

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表紙

いわてグラフ2019年6月号
第767号 令和元年6月1日発行(年5回発行)

表紙 小林陵侑(りょうゆう)さん

特集1 いわて県民計画(2019~2028)と新時代スタートダッシュ予算

特集2 三陸防災復興プロジェクト2019

2ページ

今月の表紙

2018/2019FISスキージャンプワールドカップ個人総合優勝 小林陵侑(りょうゆう)さん

紹介

1996年、八幡平市生まれ。2015年、株式会社土屋ホームに入社。スキージャンプワールドカップで日本人男子初の個人総合優勝に輝く。紹介終わり

2019年3月11日。小林陵侑さんは、ノルディックスキージャンプのワールドカップで、日本人男子選手として初めて個人総合優勝を決めました。偶然にもその日は、東日本大震災津波が起こった3月11日。小林さんの偉業を伝える明るいニュースが岩手を喜びで包み込みました。

小林さんは4人きょうだい。兄と姉、弟もスキージャンプの選手として活躍しています。初めてジャンプ台に上がったのは保育園の頃。飛んだ瞬間から、その面白さに魅了され、父親の宏典(ひろのり)さんが家の前に作った小さなジャンプ台で夢中になって遊んでいたと言います。

中学時代から全国中学校スキー大会で優勝するなど頭角を現していた小林さんでしたが、昨シーズンまではなかなか結果を出せなかったと話します。2018年から2019年のワールドカップで総合優勝を勝ち取った理由として、どんな場面でも集中できるメンタルを身に付けたことが大きいと振り返ります。

「精神面での成長はもちろんですが、根っこにあるのは、もっと飛びたい!という強い気持ち。自分をどれだけ高められるのか、その可能性を広げていきたい」と語る小林さん。自分が頑張る姿を通して、多くの人々に勇気を与え、少しでもジャンプに興味を持つ子どもたちが増えてほしいと願っています。

写真が2枚あります
1枚目 表紙写真。ブルーのスーツにワイシャツ、ネクタイを締めた小林さんです。
2枚目 スキージャンプの競技をしている小林さんです。ヘルメットにゴーグルをつけ、青い空、木々を背景に高くジャンプしています。写真終わり

わんこきょうだいの いわてのとっておき!

魅力わんこ盛りのいわてから、いいもの、面白いものをよりすぐり。 毎回わんこきょうだいがナビゲートします。

今月のテーマ 2億年の輝きを放つマリンローズ

(こくっち)
世界で一つだけの石を取り入れて暮らしを飾ろう!

(とふっち)
国内唯一のバラ色の宝石
日本有数のマンガン鉱山として知られた、野田村の野田玉川鉱山(のだたまがわこうざん)で産出されるバラ輝石って知ってる?「マリンローズ」とも呼ばれ、2億年もの間、地中深くに眠っていた希少な石なんだよ。

(おもっち)
一つひとつ違う表情が魅力
マリンローズは淡いピンク色が特徴なんだけど、中には濃い赤色もあって、一つひとつ色合いや表情が微妙に違うんだ。職人が丁寧に磨き上げた美しいツヤが、石の表情を一層引き立てているよ。

(うにっち)
 多くの人に愛される宝石に!
マリンローズの加工・販売を行う野田村の「てしごと屋」では、普段の生活に取り入れてほしいと、アクセサリーだけじゃなく、ソムリエナイフやはんこ、数珠など、いろんなものに加工しているんだ。県内や全国にファンが増えるといいね。

写真があります
マリンローズをポイントに配色されたブレスレットは数千円からお買い求めいただけます。
小さく加工したマリンローズをあしらった指輪とイヤリングは、繊細でかわいらしいと人気があります。
淡いピンク色の石と、ブルーや黒の石もところどころに配置されたブレスレット、ピンク色の小さな石があしらわれた指輪とイヤリングです。写真終わり

問い合わせ先 てしごと屋 電話0194-66-7177

3ページ

みんなの力で復興スクラム!

商店街のゲストハウス。旅人と地域をつなぎ、街をもっと元気にする場所へ。

「宮古市に『街の玄関』となる場所をつくりたい」。2018年8月、市内中心部の末広町商店街にオープンした「ゲストハウス ミナト」。復興支援で宮古にやってきた「よそ者」と、地元に戻った「若者」が思いを一つにし、観光と交流の拠点となるゲストハウスを立ち上げました。

一年かけて探した物件は、眼鏡店だった建物。大工さんと一緒に、地元の学生にも手伝ってもらい、1階を旅人と住民が交流できるカフェに、2階を宿泊スペースに改装。約二年前に移住した佐山さんが「ゲストが街を歩いて地元の人と言葉を交わしている様子を見ると、うれしくなる」と話すと、地元出身の村井さんは「それが変わらない温かさ」と顔をほころばせます。

最初は距離があった商店街の人たちとも、今では「仲間」に。春の大型連休には、互いにアイデアを出し合い、商店街に人を呼び込むイベントも開催しました。地域に開かれたゲストハウスが人と人とを結び、街に新しい風をもたらしています。

写真があります
ゲストハウスミナトの正面入り口前に立つ笑顔の村井さんと佐山さんです。ゲストハウスミナトの建物は木の板で装飾され、入り口扉は、中央に船の操縦かんがデザインされています。写真終わり

運営を担うのは、宮古市出身で大学卒業後にUターンした村井旬(むらい しゅん)さん(左)と、千葉県から移住した佐山春(さやま はる)さん(右)。「地域の子どもたちが宮古市を案内するツアーを企画したい」と語ります。

ゲストハウスミナト

2階の宿泊スペースは1泊3000円、定員18人。一人旅や震災学習に訪れる学生たち、外国人観光客に多く利用されています。

写真があります
宿泊スペースです。天窓から太陽の光が差し込む明るい室内には、カーテンの付いた木製の二段ベッドが設置されています。写真終わり

人と人との交流の場

誰もが気軽に利用でき、出会いと交流の場となる1階のカフェ。地域の人も立ち寄り、お酒を楽しみながら観光客と時間を忘れて語り合います。

写真があります
店内の様子です。多くのお客さんが訪れ、飲み物を飲みながら、笑顔で話をしています。写真終わり

ミートボールマーケット

ゲストハウスミナトと商店街が一緒に考え、実現したイベント。商店街で出会うヒト・モノ・コトを通して宮古を楽しくしようという企画です。

写真があります
イベント会場の様子です。大人や子どもたちがたくさん集まってにぎやかな会場です。写真終わり

4ページから9ページ

特集1 いわて県民計画(2019~2028)と新時代スタートダッシュ予算

いわて幸せ大作戦がスタートします。「いわて県民計画(2019~2028)」始動!

写真があります
岩手にあるさまざまな「幸福」に関する写真を募集した「いわて幸福フォトコンテスト」への応募作品。
赤ちゃんを抱っこしている男性、開運橋と北上川の風景、SL銀河、ひまわり、ラベンダー、きれいな川の流れと釣りたての魚、小さなこどもの手など12枚の写真です。写真終わり

県では、1964年から現在まで切れ目なく「総合計画」を策定し、長期的な展望のもとで県政を推進しています。2019年度からの10年間を対象とする「いわて県民計画(2019~2028)」と、この計画のもとスタートダッシュする2019年度の予算を紹介します。

問い1 総合計画にはどんな役割があるの?
総合計画は、県の政策推進の方向性や具体的な取り組みを示すものです。また、この計画は行政だけでなく、県民の皆さん、企業、NPOなどのあらゆる主体が岩手県の将来像を共有し、みんなで行動するためのビジョンとなるものです。

問い2 どんな計画なの?
テーマは「幸福」です。「お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」の実現に向け、「いわて幸せ大作戦」を合言葉に取り組みを進めていきます。

問い3 どうやってつくったの?
県民の皆さんへのアンケート調査や幸福についてのワークショップなどを開催し、皆さんの「幸福」に対する考え方を伺いながら、岩手の将来像を一緒に描いてきました。

いわて県民計画(2019~2028)基本目標

東日本大震災津波の経験に基づき、引き続き復興に取り組みながら、お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて

復興推進の基本方向

復興の目指す姿

いのちを守り海と大地と共に生きるふるさと岩手・三陸の創造

基本的な考え方と取組方向

重視する視点

  1. 参画 若者・女性などの参画による地域づくりを促進します
  2. 交流 人やモノの交流の活発化による創造的な地域づくりを促進します
  3. 連携 多様な主体が連携し、復興などの取り組みを推進します
「より良い復興4本の柱」と取組方向
  1. 安全の確保
  2. 暮らしの再建
  3. なりわいの再生
  4. 未来のための伝承・発信

復興の取り組み

心のケア

「誰一人として取り残さない」という理念のもと、被災された方々の心身の健康を守るため、きめ細い保健活動や心のケアなどを推進します。
県が岩手医科大学に委託し設置している「岩手県心のケアセンター」では、大船渡・釜石・宮古・久慈の地域センターと連携しながら、専門的なケアを行っています。また、専門職による相談対応のほか、職場への支援を行うなど、幅広いサポートも実施。傾聴ボランティアをはじめとした地域の人材育成にも力を入れ、被災された方々に寄り添い、支える活動を展開しています。

事実・教訓の伝承

震災の事実や被災された方かたのこれまでの経験を踏まえた教訓を確実に伝承し、その教訓を防災文化の中で培っていきます。
県では、日本を代表する震災津波学習拠点として「東日本大震災津波伝承館」(愛称「いわてTSUNAMI(つなみ)メモリアル)を8月から9月ごろに開館します。館内には、三陸の災害の歴史、津波の事実、震災から得た教訓などを学ぶことができる5つの展示ゾーンを設置。震災の事実を踏まえた教訓を世界に発信し、未来に伝承していきます。

政策推進の基本方向

一人ひとりがお互いに支え合いながら、幸福を追求していくことができる地域社会を実現していくため、10の政策分野を設定。一人ひとりの幸福を守り育てる取り組みを展開していきます。

1健康・余暇
健康寿命が長く、生き生きと暮らすことができ、また、自分らしく自由な時間を楽しむことができる岩手

2家族・子育て
家族の形に応じたつながりや支え合いが育まれ、また、安心して子育てをすることができる岩手

3教育
学びや人づくりによって、将来に向かって可能性を伸ばし、自分の夢を実現できる岩手

4居住環境・コミュニティ
不便を感じないで日常生活を送ることができ、また、人や地域の結び付きの中で、助け合って暮らすことができる岩手

5安全
災害をはじめとしたさまざまなリスクへの備えがあり、事故や犯罪が少なく、安全で、安心を実感することができる岩手

6仕事・収入
農林水産業やものづくり産業などの活力ある産業のもとで、安定した雇用が確保され、また、やりがいと生活を支える所得が得られる仕事につくことができる岩手

7歴史・文化
豊かな歴史や文化を受け継ぎ、愛着や誇りを育んでいる岩手

8自然環境
一人ひとりが恵まれた自然環境を守り、自然の豊かさとともに暮らすことができる岩手

9社会基盤
防災対策や産業振興など幸福の追求を支える社会基盤が整っている岩手

10参画
男女共同参画や若者・女性、高齢者、障がい者などの活躍、幅広い市民活動や県民運動など幸福の追求を支える仕組みが整っている岩手

お互いに幸福を守り育てる岩手を実現しましょう。

健康・余暇

健やかに生き生きと暮らせるように、生活習慣の改善から健康づくりを支援。

沿岸地域では、仮設住宅などで一人暮らしをする高齢者や復興事業に携わる単身赴任者を中心に惣菜弁当を利用する人が多く、偏った食生活への対策が求められていました。

そこで大船渡保健所では、2016年度から「減塩弁当コンテスト」を開催。減塩対策に意欲的な地元のスーパー株式会社マイヤと協働して、最優秀賞の弁当を商品化し、毎月28日の「減塩の日」に店頭販売を行っています。「最近は健康を気遣うお客さまが多く、とても好評です」と、マイヤの伊藤清(いとう きよし)さん。今後、大船渡保健所では3年間のコンテストを通じて蓄積された減塩レシピや調理の工夫を広く提供し、食生活の改善につなげていく予定です。

県では、こうした生活習慣の改善をはじめ、必要な医療を受けることができる体制の充実や共に支え合う福祉コミュニティづくりに取り組んでいくほか、生涯を通して学びや文化芸術・スポーツに親しめる環境をつくっていきます。

写真が2枚あります。
1枚目 大船渡保健所の職員と株式会社マイヤの伊藤清さん(左から2番目)。伊藤さんと男女3人の職員が笑顔で並んでいます。
2枚目 「減塩弁当コンテスト」の審査会の様子。テーブルに並べられた食品を真剣に審査している様子です。写真終わり

仕事・収入

復興の力になる人材育成に取り組み、沿岸の産業に新たな活気と安定した仕事を。

震災によって甚大な被害を受けた水産業は、担い手不足が大きな課題です。県では、2019年度から実践的な漁業の知識を身に付けた人材を養成する「いわて水産アカデミー」を開講しました。研修生たちは、1年間で漁業の技術を習得するとともに、関係法令、6次産業化、情報通信技術を活用した漁業などを学びます。

また、水産業が復興している姿を広く全国に発信し、小売流通業・外食産業などのバイヤーに優れた加工品を売り込む「復興シーフードショーIWATE」も開催。新たな商品開発や販路拡大につながる機会を積極的に設け、水産業に携わる皆さんをバックアップしています。

県では、岩手の基幹産業である農林水産業をはじめ、地域経済を支える中小企業、自動車・半導体関連を中心としたものづくり産業など、産業政策を総合的に展開しながら、一人ひとりの能力を発揮できる雇用を確保する取り組みを進めていきます。

写真が2枚あります
1枚目「いわて水産アカデミー」の開講式に臨む研修生の皆さん。スーツを着た男性たちが、椅子に座って話を聞いている様子です。
2枚目 2018年度の「復興シーフードショーIWATE」の様子。広い会場内にはブースごとに商品が並べられ、来場者が商品を見て、出品者と話をしています。写真終わり

家族・子育て

待機児童を解消するために、再就職を希望する保育士さんを後押し!

共働き家庭の増加に伴って、各地で待機児童が問題となっていますが、その原因の一つが保育士の不足です。「岩手県保育士・保育所支援センター」では、気軽に情報交換ができる「ほいくしカフェ」や再就職支援研修などを実施しています。これは、保育士の資格を持つものの保育士として働いていないかたを対象に、仕事への復帰を後押しする環境づくりや再就職先とのマッチングなどを行うもの。仕事に対する不安を解消しながら、保育士としての就職を支援する取り組みを進めています。

県では、それぞれの家族の形に応じたつながりや支え合いによって良好な家族関係を実感でき、安心して出産や子育てをすることができる環境づくりを進めています。安全・安心な出産環境の整備や保育・医療サービスの充実のほか、地域ぐるみの子育て支援や、働き方改革を推進し、仕事と生活を両立できる職場づくりなどに取り組んでいきます。

写真が2枚あります。
1枚目 最近の保育園事情など気軽に情報交換ができる「ほいくしカフェ」。15人ほどの出席者がテーブルを囲んで熱心に話し合いをしている様子です。
2枚目「潜在保育士再就職支援研修会」の様子。出席者たちが、講師の説明を聞いています。写真終わり


教育

多くの学びやさまざまな体験を通して、子どもたちの夢や可能性を伸ばす取り組みを。

県では、2016年度から子どもたちの心身を育む機会として、オリンピアン・パラリンピアンなどと交流する事業を進めています。盛岡市立仙北小学校では、児童一人ひとりが夢を持ち、実現に向かって行動する「すずかけの夢ドリームプロジェクト」に取り組んでおり、その一環としてサッカー元日本代表の福田正博(ふくだ まさひろ)さんを招きました。

福田さんは「夢とチャレンジ」をテーマに講演した後、児童たちとサッカーを通して交流。「友だちへの思いやりや言葉を掛けることを大切にしたい」「物事を前向きに捉えることが大事だと学んだ」など、児童たちは大いに刺激をもらった様子。夢や目標を持って努力することの大切さを、改めて感じていました。

こうした事業をはじめ、県では学校教育の充実や国際交流、文化・スポーツ、産業など、さまざまな分野での人づくりを進め、子どもたちの心豊かな学びや生きる力の高まりを実感できる取り組みを展開していきます。

写真が2枚あります
1枚目 児童に講演する福田正博さん。マイクを持った福田さんが手ぶりを交えながら話をしています。
2枚目 福田さんの話を聞いて、児童からたくさんの質問が出ました。福田さんの話を聞いていた、たくさんの児童たちが、質問のため手を挙げている様子です。写真終わり

新時代スタートダッシュ予算

2019年度は、「いわて県民計画(2019~2028)」のもと新たな目標に向かう始まりの年。 復興に最優先で取り組みながら、計画に掲げた将来像の実現に向けてさまざまな事業を進めていきます。

健康・余暇

  • 周産期医療体制の整備
  • 引きこもりや生活困窮者の自立支援
  • 地域の保健医療体制の充実
  • 福祉コミュニティづくりに向けた取り組み
  • 文化芸術・スポーツ活動や生涯学習の充実

家族・子育て

  • 結婚、出産、子育ての支援
  • 地域全体で子どもたちを育む環境づくり
  • 仕事と生活を両立できる環境づくり
  • 健全で、自立した青少年の育成
  • 動物のいのちを大切にする社会づくり

教育

  • 児童生徒の知・徳・体を育む取り組み
  • グローバル化や第4次産業革命技術の進展に対応できる能力の育成
  • ものづくり産業や農林水産業など地域に貢献する人材の育成

居住環境・コミュニティ

  • 地域の暮らしを支える公共交通の確保
  • 地域コミュニティの活性化
  • 岩手への移住・定住の促進
  • 多文化共生の地域づくり
  • 文化芸術、スポーツを生かした地域づくり

安全

  • 自主防災組織の組織化・活性化などの防災体制の構築
  • 特殊詐欺被害の予防や交通安全など安全・安心に暮らせるまちづくり
  • 食の安全・安心の確保
  • 感染症の発生やまん延の防止対策の推進

仕事・収入

  • 地域経済を支える中小企業の振興
  • ものづくり産業の一層の集積
  • 地域資源を生かした産業の魅力向上
  • 観光産業の振興による地域経済活性化
  • 農林水産業の持続的な発展

歴史・文化

  • 御所野遺跡の世界遺産への新規登録に向けた取り組み
  • 平泉の文化遺産を総合的に案内するガイダンス施設の整備
  • 伝統芸能が受け継がれる環境づくり

自然環境

  • 希少野生動物の保護など、多様で優れた環境を守り、次世代に引き継ぐ取り組み
  • 循環型社会の形成に向けた取り組み
  • 再生可能エネルギーの導入促進など地球温暖化防止の取り組み

社会基盤

  • ICTやデータを利活用できる人材の育成
  • 洪水・土砂災害の防止・軽減を図るための取り組み
  • 社会資本を良好に維持管理し次世代に引き継ぐための取り組み

参画

  • 性別や年齢、障がいの有無にかかわらず活躍できる社会づくり
  • 幅広い市民活動や県民運動を促進するための NPOの運営基盤の強化
  • 多様な主体の参画・連携・協働の推進

予算のポイント

三陸防災復興プロジェクト2019やラグビーワールドカップ2019(TM)釜石開催など、東日本大震災津波の教訓や復興の姿を発信する取り組みを進めます。
国際リニアコライダー(ILC)をはじめとする「新しい時代を切り拓くプロジェクト」(9ページ参照)を戦略的、積極的に推進します。

予算の規模

予算の総額は9355億円。震災分は復旧・復興事業が進んだことにより、4年連続で減少。
2018年度の2月補正予算と合わせて経済の活性化を進めます。


グラフがあります
2015年度から2019年度までの予算の規模を表した棒グラフです。予算の規模は、震災分と通常分とその合計で表されいます。年度ごとに読み上げます。
2015年度 震災分4487億円 通常分6625億円 合計1兆1112億円
2016年度 震災分4005億円 通常分6656億円 合計1兆661億円
2017年度 震災分3043億円 通常分6754億円 合計9797億円
2018年度 震災分2849億円 通常分6684億円 合計9533億円
2019年度 震災分2694億円 通常分6661億円 合計9355億円
グラフ終わり

新たな価値とサービスの創造「新しい時代を切り拓くプロジェクト」

10年後の将来像の実現をより確かなものとするため、岩手らしさを生かした新たな価値やサービスの創造などの先導的な取り組みを進める11の「新しい時代を切り拓くプロジェクト」を掲げました。その中から4つの取り組みをご紹介します。

  • ILCプロジェクト
  • 北上川バレープロジェクト
  • 三陸防災復興ゾーンプロジェクト
  • 北いわて産業・社会革新ゾーンプロジェクト
  • 活力ある小集落実現プロジェクト
  • 農林水産業高度化推進プロジェクト
  • 健幸(けんこう)(健康のけん 幸福のこう) づくりプロジェクト
  • 学びの改革プロジェクト
  • 文化・スポーツレガシープロジェクト
  • 水素利活用推進プロジェクト
  • 人交(じんこう)(人材のじん 交流のこう)密度向上プロジェクト 

ILCプロジェクト

知と技術が集積された国際研究拠点の実現

国際リニアコライダー(ILC)の実現により、世界トップレベルの頭脳や最先端の技術、高度な人材が集積されることから、イノベーションを創出する環境の整備などを進めます。
写真があります
ILC完成イメージ図 コピーライト レイ ホリ。平らな地面に真っ直ぐに伸びたILCとその内部が細かく描かれています。写真終わり

北上川バレープロジェクト

働きやすく、暮らしやすい、21世紀にふさわしい
新しい時代を切り拓く先行モデルとなるゾーンの創造

県央・県南の振興圏にまたがる北上川流域において自動車や半導体関連産業を中心とした産業集積を進め、新たな雇用を創出します。また、両振興圏の第4次産業革命技術のあらゆる産業分野、生活分野への導入などを進めます。

イラストがあります
川の流域に、ドローン、パソコン、タッチパネルなどを操作して仕事をしている人々が描かれています。イラスト終わり

北いわて産業・社会革新ゾーンプロジェクト

あらゆる世代が生き生きと暮らし、
持続的に発展する先進的なゾーンの創造

北いわての豊かな地域資源の活用や高速交通網の進展を生かし、地域の特徴的な産業の振興を図ります。また、交流人口の拡大、再生可能エネルギー資源の利用促進などにも取り組みます。

イラストがあります
牧草地に牛と風車、刈り取った稲を抱えている人、ミシンで洋裁をしている人、薪ストーブのそばで読書する人、器に漆を塗る作業などが描かれています。イラスト終わり

三陸防災復興ゾーンプロジェクト

岩手と国内外をつなぐ海側の結節点として
持続的に発展するゾーンの創造

震災復興の取り組みにより大きく進展したまちづくりや交通ネットワーク、港湾機能などを生かした地域産業の振興を図ります。また、三陸防災復興プロジェクト2019などをきっかけとして生み出される効果を持続し、三陸地域の多様な魅力を発信して国内外との交流を進めます。
イラストがあります
漁師や魚の加工をしている人、道路船からの荷物が復興道路等で運ばれる様子、三陸鉄道、外国人観光客を迎える人が描かれています。イラスト終わり

10ページから13ページ

特集2 三陸防災復興プロジェクト2019

復興の今や三陸の魅力を体感しよう!

いよいよ6月1日から、「三陸防災復興プロジェクト2019」がスタートします。東日本大震災津波から9年目となる2019年は、三陸鉄道「リアス線」が開通したほか、陸前高田市に整備を進めている「東日本大震災津波伝承館」の開館、ラグビーワールドカップ2019(にせんじゅうきゅう)の開催など、三陸地域が世界中から注目を集めます。

この機会に、復興に力強く取り組んでいる地域の姿を発信し、東日本大震災津波の風化を防ぐとともに、国内外からの復興への支援に対する感謝を伝え、さらには、東日本大震災津波の記憶と教訓を伝えることにより日本国内はもとより世界の防災力向上につなげることを目的に、プロジェクトを開催します。プロジェクトでは、防災復興シンポジウムや、三陸ならではの食や祭り、三陸ジオパーク、三陸鉄道を利用した企画列車など多彩な事業を行います。

この夏は、三陸の今の姿に触れながら、三陸の新たな魅力を体感してみませんか。


写真があります
青い空と青い海、緑の木々に囲まれる普代村の大沢橋梁を、白地に赤と青のラインが描かれた三陸鉄道の1両が走っています。写真終わり

三陸防災復興プロジェクト2019の概要

会期 

6月1日(土曜日)から8月7日(水曜日)

開催地 

宮古市、大船渡市、久慈市、陸前高田市、釜石市、住田町、大槌町、山田町、岩泉町、田野畑村、普代村、野田村、洋野町

概要やイベントの詳細はホームページでもご案内しています。
QRコードがあります。


国内外に向けて、防災復興を発信

三陸防災復興シンポジウム2019

第1回 これからの防災 東日本大震災と世界の自然災害の教訓から学ぶ新しい防災のカタチ

期日 6月1日(土曜日)から2日(日曜日)
場所 釜石市民ホール

第2回 なりわいの再生と新たな三陸の創造 三陸の豊かさを生かした持続可能な産業を考える

期日 6月28日(金曜日)から29日(土曜日)
場所 久慈市文化会館

第3回 地域コミュニティを基盤とした防災力の向上 つながりの力で災害から地域を守る

期日 7月19日(金曜日)から20日(土曜日)
場所 大船渡市民体育館

第4回 鉄道とフェリーがつなぐ福幸 新たな三陸交通網を活用した地域間交流と地域活性化のヒント

期日 7月26日(金曜日)から27日(土曜日)
場所 宮古市市民交流センター

写真があります
シンポジウムのイメージ写真です。広い会場で、スクリーンに映し出された資料を説明する講師と参加者です。写真終わり

クロージングセレモニー

期日 8月7日(水曜日)
場所 夢アリーナたかた(陸前高田市)
内容 閉幕にあたって、国内外からの支援への感謝を伝えるとともに、復興を続ける三陸の「今」を発信します。クロージングコンサートでは坂本龍一さんと東北ユースオーケストラ (弦楽四重奏)が出演します。

写真が2枚あります
1枚目 黒縁メガネをかけて腕組みをする坂本龍一さんです。
Photo by zakkubalan (C)2017 Kab Inc.(フォト バイ ザックバラン コピーライト カブ コーポレイテッド)
2枚目 東北ユースオーケストラが演奏している様子です。写真終わり

三陸防災復興展示会

場所 三陸防災復興シンポジウム2019会場隣接地
内容 関係機関の防災装備品や災害支援車両の展示、応急手当て体験などの体験研修、防災グッズの展示、復興に関するパネル展示を行います。

写真が2枚あります。
1枚目 たくさんのパネルが展示された会場のイメージ写真です。
2枚目 地震体験室が搭載された県の防災指導車です。写真終わり

「復興の今」学習列車

三陸鉄道の列車内外で震災学習を行います。
区間と運行日

  1. 宮古から鵜住居間 6月8日(土曜日)、7月6日(土曜日)
  2. 田野畑から久慈間 7月25日(木曜日)

定員 各40人

写真があります
三陸鉄道の車内で説明を聞きながら復興状況を視察する中学生たちです。写真終わり

LINK SANRIKU(りんく さんりく) 情報ステーション

場所 沿岸市町村の情報発信拠点18カ所
内容 プロジェクトの会期中、三陸鉄道の駅舎、道の駅、観光・防災関係施設などに情報発信の拠点を設置します。

写真があります
情報ステーションの写真です。観光パンフレットなどが配架されています。写真終わり

いわて三陸学びの旅

内容 「復興の今を学ぶ」、「三陸の豊かな地域資源を学ぶ」をテーマに、旅行代理店がさまざまな旅行商品を企画・販売します。

写真があります。
「いわて三陸学びの旅」のイメージ写真です。ツアー参加者が、ガイドの説明を熱心に聞いている様子です。写真終わり
 

三陸応援団 元気お届けキャラバン

場所 沿岸市町村の地域コミュニティにおける集会所など
内容 災害公営住宅の方々を対象に、ニーズを伺いながら、地域の方々に元気や笑顔を届けるとともに、コミュニティの形成に資するような交流事業を行います。

三陸を元気にする文化芸術・スポーツ

さんりく音楽祭2019

世界的に有名な指揮者・佐渡裕(さど ゆたか)さんとスーパーキッズ・オーケストラによるコンサートと音楽クリニック

期日と場所

  • 7月31日(水曜日)大船渡市
  • 8月1日(木曜日)釜石市、大槌町、山田町
  • 8月2日(金曜日)宮古市、田野畑村
  • 8月3日(土曜日)久慈市
  • 8月4日(日曜日)洋野町

写真が2枚あります
1枚目 スーパーキッズ・オーケストラと佐渡裕さんのステージです。
2枚目 指揮をしている佐渡裕さんです。コピーライト 飯島 隆(いいじま たかし)写真終わり

オールいわて・祭りイベント

期日 7月13日(土曜日)から7月14日(日曜日)
場所 宮古市
内容 県内33市町村の郷土芸能や祭りが集結。グルメ祭りでは三陸地域の食の魅力を発信します。

写真が2枚あります。
1枚目 烏帽子を被り、袴をはいた踊り手たちが七頭舞(ななづまい)を舞っています。
2枚目 俵を背負い、面を着け、みのに身を包んだスネカがみずき団子が飾られた家の中にやってきた様子です。写真終わり

さんりく文化芸術祭2019

復興支援の志を持つ「Reborn-Art Festival(リボーンアートフェスティバル)」との連携企画として宮沢賢治の作品をモチーフにしたオペラ「四次元の賢治-完結編-」(脚本:中沢新一(なかざわ しんいち)、音楽:小林武史(こばやし たけし)、出演:満島真之介(みつしま しんのすけ)など)を上演します。

期日 7月13日(土曜日)
場所 釜石市民ホール

写真が2枚あります
1枚目 2017年post rock opera(ポストロックオペラ)「四次元の賢治-第1幕-」赤い衣装の女性が暗いステージで正面を向いて立っています。風のようなところどころ渦をまいた白い線が表れています。
2枚目 小林武史さん。ジャケットを着た小林さんの白黒写真です。写真終わり

さんりく絆スポーツフェスタ

東日本大震災復興支援JOC「がんばれ!ニッポン!」プロジェクト「オリンピックデー・フェスタ」

期日と場所

  • 6月15日(土曜日)山田町
  • 6月29日(土曜日)大槌町
  • 7月6日(土曜日)洋野町
  • 7月13日(土曜日)岩泉町
  • 8月4日(日曜日)住田町
SoftBank 東北絆CUP2019

期日 7月14日(日曜日)
場所 夢アリーナたかた(陸前高田市)

高橋尚子さんなどの著名人とのスポーツ交流イベント

期日 7月28日(日曜日)
場所 夢アリーナたかた(陸前高田市)

写真があります
緑の芝が広がる屋外で、親子がフライングディスクをゴールに投げている様子です。写真終わり


三陸を元気にする食の力

「美味ぇがすと(うんめぇがすと)三陸 Gastronomy(ガストロノミー)SANRIKU 構想」推進プロジェクト

三陸美食サロン
内容 国内外の料理人と地元の料理人がフュージョンディナーを実施。創作したメニューは沿岸13市町村の協賛レストランや飲食店で味わえます。

いわてHAMA-MESHI(はまめし)プロジェクト

内容 沿岸13市町村の飲食店、宿泊施設などの登録店舗において、三陸ならではのおいしい食やサービスを提供します。登録店をめぐるスタンプラリーも実施します。
写真があります
殻付きのウニ、ホヤ、ホタテなど三陸を代表する食のイメージ写真です。写真終わり

三陸お土産品プロモーション大作戦

県内の道の駅などにおいて、三陸の豊かな地域資源を生かした地域産品を「三陸防災復興プロジェクト推奨お土産品」としてお薦めしています。

イラストがあります。
三陸防災復興プロジェクト推奨お土産品に貼られるシールです。赤と青、空色で縁取られた円形の中に、赤、青、空色の3色を羽根に見立てたデザインが描かれ、三陸防災復興プロジェクト2019推奨お土産品と書かれています。 イラスト終わり

三陸鉄道やドライブでの周遊

三陸プレミアムランチ列車

三陸プレミアムランチ列車

区間と運行日

  • 盛から宮古間 6月15日(土曜日)
  • 久慈から宮古間 7月14日(日曜日)

定員 40人
内容 「日本料理 賛否両論」笠原将弘シェフが監修した料理を提供。

三陸うほほ列車

区間と運行日
久慈から宮古間 6月30日(日曜日)
定員 40人
内容 北三陸の夏の食材、ウニ、ホヤ、ホタテを使用した地元料理を提供。

写真が2枚あります。
1枚目 笠原将弘シェフ。調理用白衣に白い前掛けをした、笠原シェフが笑顔で腕を組んで立っています。
2枚目 列車の中で、乗客たちが車窓を眺めながら、食事を楽しんでいる様子です。写真終わり

三陸ステーションガーデンプロジェクト

花と緑にあふれる駅舎(ステーションガーデン)づくり

場所 三陸鉄道久慈駅と宮古駅

シバザクラの植栽イベント

期日 6月9日(日曜日)
場所 野田村十府ヶ浦(とふがうら)公園内

いわて三陸ドライブツーリズム

内容 ドライブパスポート(有料)を入手して、参加店(道の駅や飲食店など)を訪問すると「わんこグルメ」がもらえるほか、抽選で特産品が当たるスタンプラリーも行います。

写真があります
「わんこグルメ」のイメージ。カップに三陸の海の幸が盛り付けられた海鮮丼と、フルーツやクリームなどが盛られたパフェのイメージ写真です。写真終わり

三陸鉄道一貫運行記念「三陸縦断夜行列車」

期日 7月20日(土曜日)から21日(日曜日)、7月27日(土曜日)から28日(日曜日)
区間 盛から久慈間
内容 日本一長い第三セクター鉄道を体感できる16キロメートルの旅です。

三陸の豊かな自然環境

三陸ジオパークフォトロゲイニングフェスティバル

期間 7月6日(土曜日)
場所 普代村から野田村
内容 三陸ジオパークに代表される景勝地・みちのく潮風トレイルなどを取り入れたコースでフォトロゲイニング大会を開催します。

写真があります
地図を持った一人がチェックポイントで4人のチームメンバーの写真を撮っているイメージ写真です。写真終わり

三陸ジオパーク ワクワクフェスタ

三陸ジオパークフォーラム

期間 6月7日(金曜日)から6月8日(土曜日)
場所 岩泉町民会館ほか
内容 基調講演や岩石標本作りなどの「ジオパーク体験学習」などを行います。

岩手の海とジオの魅力展 

場所 もぐらんぴあ(久慈市)、崎山貝塚縄文の森ミュージアム・県立水産科学館(宮古市)、鯨と海の科学館(山田町)、釜石市郷土資料館、大船渡市立博物館、小本津波防災センター(岩泉町)
内容 三陸ジオパークの地質・歴史・生物に関する博物館施設などによる共同展示です。

親子釣りフェスタ&ジオツアー

期間 8月3日(土曜日)から4日(日曜日)
場所 宮古市
内容 釣りやジオツアーを通じて自然や魚の生態を楽しめます。

写真があります
リアス式の切り立つ岩と海の風景のイメージ写真です。写真終わり

イベントの中には、有料のものや、事前に申し込みが必要で、定員になり次第募集を終了するものがあります。詳しくは、ホームページをご覧いただくか、次の問い合わせ先までご連絡ください。

問い合わせ先 三陸防災復興プロジェクト2019実行委員会
事務局 県庁三陸防災復興プロジェクト2019推進室 電話019-629-6222

イベントスケジュール

6月

  • 1日(土曜日)オープニングセレモニー(釜石市)
  • 1日(土曜日)から2日(日曜日) シンポジウム、復興展示会(釜石市)
  • 7日(金曜日)から8日(土曜日) 三陸ジオパークフォーラム(岩泉町)
  • 8日(土曜日)「復興の今」学習列車(宮古・鵜住居間)
  • 9日(日曜日)シバザクラ植栽イベント(野田村)、ホタテ貝殻を使用したモザイクアート除幕式(釜石市)
  • 10日(月曜日)から11日(火曜日) 国際ガストロノミー会議(宮古市)
  • 15日(土曜日)プレミアムランチ列車(盛から宮古間)
  • 22日(土曜日)めざましライブ 日本お元気キャラバンin大船渡
  • 28日(金曜日)から29日(土曜日)シンポジウム、復興展示会(久慈市)
  • 30日(日曜日)三陸うほほ列車(久慈から宮古間)

7月

  • 6日(土曜日)「復興の今」学習列車(宮古から鵜住居間)、三陸ジオパーク フォトロゲイニングフェスティバル(普代村・野田村)
  • 13日(土曜日)さんりく文化芸術祭(釜石市)
  • 13日(土曜日)から14日(日曜日)オールいわて、祭りイベント(宮古市)
  • 14日(日曜日)プレミアムランチ列車(久慈から宮古間)
  • 19日(金曜日)から20日(土曜日)シンポジウム、復興展示会(大船渡市)
  • 20日(土曜日)から21日(日曜日)三陸縦断夜行列車(盛から久慈間)
  • 25日(木曜日)「復興の今」学習列車(田野畑から久慈間)
  • 26日(金曜日)から27日(土曜日)シンポジウム、復興展示会(宮古市)
  • 27日(土曜日)ラグビーワールドカップ関連イベント(釜石市)
  • 27日(土曜日)から28日(日曜日)三陸縦断夜行列車(盛から久慈間)
  • 28日(日曜日)スポーツ交流イベント(陸前高田市)
  • 31日(水曜日)さんりく音楽祭(大船渡市)

8月

  • 1日(木曜日)さんりく音楽祭(釜石市、大槌町、山田町)
  • 2日(金曜日)さんりく音楽祭(宮古市、田野畑村)
  • 3日(土曜日)さんりく音楽祭(久慈市)
  • 3日(土曜日)から4日(日曜日)親子釣りフェスタアンドジオツアー(宮古市)
  • 4日(日曜日)さんりく音楽祭(洋野町)
  • 7日(水曜日)クロージングセレモニー(陸前高田市)

6月1日(土曜日)から8月7日(水曜日)の全期間

  • LINK SANRIKU(リンク サンリク)情報ステーション
  • いわて三陸学びの旅
  • 「美味ぇがすと(うんめぇがすと)三陸 Gastronomy(ガストロノミー)SANRIKU 構想」推進プロジェクト
  • いわてHAMA-MESHI(はまめし)プロジェクト
  • 三陸お土産品プロモーション大作戦
  • いわて三陸ドライブツーリズム
  • ステーションガーデンプロジェクト
  • 岩手の海とジオの魅力展(宮古市、大船渡市、久慈市、釜石市、山田町、岩泉町)

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岩手県からのお知らせ

掲載記事が県ホームページで探しやすくなりました  

「いわてグラフ」では、掲載しきれない詳しい内容や関連情報を県ホームページで探しやすいように「ページ番号」を記載しています。県ホームページで、トップページ上部の「ページ番号検索窓」に入力して検索すると目的のページにジャンプします。
県サイト内ページ番号検索 1000038
問い合わせ先 県庁広聴広報課 電話019-629-5283 

ご存じですか?

旧優生保護法による優生手術を受けた方に一時金を支給します

県では、旧優生保護法一時金支給に関する請求受付・相談窓口を県庁と保健所に開設しています。お気軽にご相談ください。

電話・来所(開庁時間に受け付け)

  • 県庁9階 子ども子育て支援課 
  • 各保健所(県央、中部、奥州、一関、大船渡、釜石、宮古、久慈、二戸の9カ所)

ファクス・メール(24時間受付)
ファクス 019-629-5464
メール AD0007@pref.iwate.jp
県サイト内ページ番号検索 1019987
問い合わせ先 県庁子ども子育て支援課 電話019-629-5456

岩手県警察から皆さまのお宅へ電話で注意を呼び掛けています

岩手県警察では、「株式会社NTTネクシア」に業務を委託して、皆さまのお宅に電話をかけ、特殊詐欺の現状や手口、被害に遭わないための注意点などをお知らせしています。
電話をかける時間 午前9時から午後5時30分(土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)

電話機に表示される電話番号 019-601-6110(発信専用)
次のような話はしません 

  • 家族構成など個人に関わる情報、銀行口座番号やキャッシュカードの暗証番号を尋ねる。
  • 現金などを警察官や銀行員に預けるよう指示する。
  • 「警察や銀行などから折り返し連絡がある」と話し、複数回電話をかけてくる。  

問い合わせ先 岩手県警察本部生活安全企画課 電話019-653-0110

肝がん・重度肝硬変の入院医療費助成

県では、肝がん・重度肝硬変を対象とした医療費助成事業を実施しています。県が指定する医療機関に入院し、治療の研究に協力いただけるかたが対象です。助成の条件や手続きなどの詳細は、最寄りの保健所や県庁医療政策室にお問い合わせください。
県サイト内ページ番号検索 1016533
問い合わせ先 県庁医療政策室 電話 019-629-5472

沿岸市町村で起業や新事業にチャレンジしたいかたを支援します

県では、沿岸市町村で起業したいかたや新たな取り組みを予定している事業者を対象に、事業計画の策定から起業などに必要な初期費用、資金調達や販路開拓まで総合的に支援する「さんりくなりわい創出支援事業」を実施しています。
県サイト内ページ番号検索 1019162
問い合わせ先 県庁まちづくり・産業再生課 電話 019-629-6930

児童虐待の通告は義務です

児童相談所全国共通3桁ダイヤル189(いちはやく)

虐待を受けたと思われる子どもを発見した場合は、速やかに通告する義務があります。「虐待かな?」と思ったら、迷わずに児童相談所全国共通ダイヤル189(いちはやく)へお電話ください。お住まいの地域の児童相談所につながります。匿名でも構いません。連絡者や連絡内容に関する秘密は守られます。あなたの1本の電話で救われる子どもがいます。みんなで子どもたちを児童虐待から守りましょう。

県サイト内ページ番号検索 1003380
問い合わせ先 県庁子ども子育て支援課 電話 019-629-5457
 

ご利用ください

いわて産業人材奨学金返還支援制度

岩手で暮らし、働きたい若者の奨学金の返還を支援します。
対象者 県内のものづくり、IT企業への就業(8年以上)と県内居住を希望する学生(大学、大学院、高等専門学校)または既卒者(県外で就業中の方、県内に正規雇用で就業していない方)
内容 最大250万円を助成。(就業1年目から毎月の奨学金返還額と同額を助成します。)
募集人員 50人程度
募集期限 10月21日(月曜日) 
県サイト内ページ番号検索 1008964
問い合わせ先 県庁ものづくり自動車産業振興室 電話 019-629-5551

労働相談なんでもダイヤル

県労働委員会では、解雇や賃金の未払い、労働条件、パワーハラスメントなど、職場での労働者と使用者との間のトラブルについて、相談専用ダイヤルを設置し、解決に向けたサポートをしています。通話無料ですので、お気軽にご相談ください。
労働相談なんでもダイヤル(通話無料)0120-610-797(ろうどうでなくな)
受付時間 午前8時30分から午後5時15分(土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)
県サイト内ページ番号検索 1015789

出前無料労働相談会

労働者と使用者との間のさまざまな問題について、県労働委員会の委員(弁護士、労働団体役員、経営者など)が相談に応じます。相談を希望する場合は、事前に予約をお願いします。
開催日と場所 

  • 6月16日(日曜日)北上市(北上市市民交流プラザ)
  • 6月23日(日曜日)釜石市(イオンタウン釜石2階)、二戸市(カシオペアメッセ・なにゃーと3階会議室)
  • 6月30日(日曜日)奥州市(岩手県奥州地区合同庁舎)、大船渡市(岩手県大船渡地区合同庁舎)

時間 午後1時から午後4時、予約優先。当日会場での受け付けは午後3時まで。
予約とお問い合わせ先 労働相談なんでもダイヤル(通話無料)0120-610-797
県サイト内ページ番号検索 1018044

募集しています

楽しく英語ワールドを体験!イーハトーブ・キャンプ

県教育委員会では、小学生・中学生・高校生を対象に、英語を使ってキャンプを楽しむ「イーハトーブ・キャンプ」を開催しています。年齢・目的別の3種類から、英語レベルや会場などの希望に合わせて選ぶことができます。
県サイト内ページ番号検索 1006921
問い合わせ先 県教育委員会事務局学校教育課 電話 019-629-6162

「県南レジェンドランナーズ2019シリーズ」エントリー受付中!

県南地域で開催される9つのマラソン大会と台湾の1つの大会に出場し、完走した数を競うイベントです。参加登録者には、大会などで身に付けられるシリコンバンドをプレゼントするほか、出場 ・完走回数に応じて記念品を贈呈します。速さや距離は問いません。皆さまのエントリーをお待ちしています。
県サイト内ページ番号検索 1019412
問い合わせ先 県南広域圏スポーツ等連携事業実行委員会(県南広域振興局経営企画部内)
電話 0197-22-2812

お出かけください

県立図書館企画展 「岩手の馬文化」

古来より全国有数の馬産地として栄えた岩手では、馬は人々の生活に欠かせない存在でした。今回の企画展では、人と馬の歴史とともに、「チャグチャグ馬コ」や「オシラサマ」など、馬にまつわる文化を紹介します。

期間 7月28日(日曜日)まで。6月28日(金曜日)は休館
時間 午前9時から午後8時
場所 4階企画展示コーナー
問い合わせ先 県立図書館 電話 019-606-1730

震災からの歩み(主なもの)2019年3月

  • 9日 東北横断自動車道釜石秋田線(釜石自動車道)全線開通、三陸沿岸道路釜石南インターチェンジ・釜石両石インターチェンジ間開通
  • 11日 県と久慈市が合同追悼式を開催
  • 16日 主要地方道重茂半島線、一般県道津軽石停車場線(熊の平(くまのだいら)・津軽石間)開通
  • 21日 三陸沿岸道路唐桑小原木(からくわこはらぎ)(宮城県気仙沼市)インターチェンジから陸前高田長部(りくぜんたかたおさべ)インターチェンジ間開通、宮城県との県境が復興道路で直結
  • 23日 三陸鉄道リアス線全線開通
  • 28日 一般国道107号梁川口内(やながわくちない)トンネル開通
  • 30日 宮古盛岡横断道路宮古中央インターチェンジから宮古根市インターチェンジ間開通

被害状況 4月30日現在

死者5140人(震災関連死467人を含む)
行方不明者1114人(うち死亡届の受理件数1105件)

放射線影響対策のお知らせ No.31

県産農林水産物などの安全性について
県では、出荷制限の対象となった県産農林水産物などの放射性物質検査を実施しています。検査の結果、安全性を確認したものは、出荷制限の解除に向けた取り組みを行っています。
解除された品目は今後も一定期間検査を継続するとともに、現在出荷制限の対象となっている野生鳥獣肉や野生の山菜・きのこなどについても検査を続けていきます。

2018年度における出荷制限の解除の状況
品目名、対象地域、解除年月日の順に読みます。
クロダイ
三陸南部沖海域(岩手県宮城県境界正東線から宮城県福島県境界正東線までの海域)
2019年3月14日


県内全域
2019年3月28日

牛は、2011年8月25日以降、検査体制の整備を前提に出荷制限の一部が解除されていた。
問い合わせ先 
出荷制限については、県庁農林水産企画室 電話 019-629-5621
全般については、県庁環境生活企画室 電話 019-629-6815

広聴広報ガイド

ご意見・ご提言

手紙・はがき 郵便番号020-8570(住所不要)岩手県広聴広報課

電子メール koucho@pref.iwate.jp

電話 019-629-5110(受付時間 午前8時30分から午後5時、土曜日、日曜日、祝日、年末年始を除く)

ファクス 019-651-4865(24時間受付)

そばっちが、いわてのことをつぶやくよ!みんな拡散してね!

「いわてグラフ」の気になる情報や暮らしに役立つ情報を、そばっち独自の切り口で楽しくご紹介! 取材に同行して県内を飛び回り、 現場の臨場感を熱く!? お伝えします。

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県政テレビ番組「いわて!わんこ広報室」毎週 放送中!!見てね!

  • テレビ岩手 月曜日  午後6時54分から午後7時 (再放送)土曜日 午後9時54分から午後10時
  • 岩手めんこいテレビ 水曜日 午後9時54分から午後10時
  •  岩手朝日テレビ 水曜日 午後11時15分から午後11時20分
  •  IBC岩手放送 木曜日 午後6時55分から午後7時

都合により放送時間が変更になることがあります。

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暮らしに役立つ情報や県の取り組みをご紹介! いわてハッピーライフ

漫画 田中美菜子
漫画家 田中美菜子さんの紹介
盛岡市在住。「エレガンスイブ」やウェブなどで作品を多数発表。代表作は『レモネード』『ピースを探せ』など。岩手の魅力を発信する『コミックいわて』にも漫画を執筆。紹介終わり。

Vol.6 いわて花巻空港から海外へ!!の巻

【6コマの漫画です】

1 みんなで海外旅行行きたいねー
  いいねー
  楽しそうに話す3人の女性たち。

2 あ でも海外行きの飛行機って岩手からは出てないよね?
  成田とかから乗るべき?
  前泊必要だったりする?
  大変だねーと不安そうな表情の3人。

3 ちょっと!!知らないの!?
  突然、帽子にスカーフ、スーツケースを持った女性が登場。
  わ、何? と驚く3人。
  どうも!!海外旅行大好きな旅慣れた女ですっ と女性。

4 いわて花巻空港からも国際定期便が出てるのよ
  いわて花巻空港から台北(タイペイ)、上海までの2つのルートを示す女性。
  えーっと見つめる3人。

5 さらに!!乗り継ぎを利用してアジア・ヨーロッパへの旅行も可能 と言いながら、
  台北、上海からアジアやヨーロッパへの複数のルートを示す女性。
  ほーっと見つめる3人。

6 今なら県民向けのパスポート取得応援キャンペーンもあるわよー
  じゃ お先にっ 女性はすでにキーンと飛ぶ飛行機の中。
  早っ 3人は驚きながらも
  私たちも
  行っちゃお海外旅行
  おー と元気にこぶしを上げています。漫画終わり

国際定期便利用パスポート取得応援キャンペーン

いわて花巻空港から国際定期便(台北線、上海線)を利用するためにパスポートを取得・更新する費用を助成します。

対象者

以下の要件を全て満たす方

  • ・県内で発行するパスポートを新規または切り替え申請する。
  • ・パスポートの発行(更新)日から、いわて花巻空港の国際定期便を利用して出発する日まで1年以内。
  • ・いわて花巻空港発着の国際定期便を往復利用して旅行する。
  • ・過去に同一のパスポートで、岩手県空港利用促進協議会が実施したパスポート取得応援キャンペーンを利用していない。
助成額

1件当たり5000円

岩手 パスポート取得応援  で 検索
お問い合わせ先 県庁交通政策室(岩手県空港利用促進協議会事務局)電話 019-629-5915

アンケート&プレゼント

質問

  1. 記事は分かりやすかったですか?(番号で回答)
    (1)非常に分かりやすい (2)分かりやすい (3)普通 (4)分かりにくい (5)非常に分かりにくい
    (4)または(5)のかたは、どのような点が分かりにくかったかお書きください。
  2. 今回の企画で興味を持ったものは何ですか?
  3. 身の回りで知りたい分野は何ですか?(番号で回答・複数回答可)
    (1)産業 (2)医療・福祉 (3)防災 (4)教育・文化 (5)環境 (6)社会資本整備 (7)その他
    (7)その他のかたは、関心のあるものをお書きください。
  4. 本誌へのご意見・ご要望がありましたら、ご自由にお書きください。

プレゼント

A 米粉カステラ たかたのゆめ(陸前高田市)3名様

陸前高田市のブランド米「たかたのゆめ」の米粉と三陸産の卵を使用。もっちりとした食感が特徴のカステラです。プレーン味3個・チョコ味3個入。
問い合わせ先 おかし工房木村屋 電話 0192-55-2825

B ほおずきんちゃんジャム(岩泉町)3名様

県産の食用ほおずきと砂糖だけで作ったジャムは、甘酸っぱくてパンやヨーグルトにもぴったり。ビタミンや鉄分が豊富です。1瓶(110グラム)。
問い合わせ先 有限会社早野商店 電話 0194-22-2555

アンケートにお答えいただいた皆さまの中から抽選で合計6名様にプレゼント

住所・氏名・年齢・性別・職業・電話番号・ご希望のプレゼントのアルファベット記号(AまたはB)をお書きの上、はがき、ファクス、 電子メール、または右の二次元バーコードを読み込んで、応募フォームからご応募ください。

送り先
  • はがき 郵便番号020-8570(住所不要) 岩手県広聴広報課 「いわてグラフ6月号・読者アンケート」係 
  • ファクス 019-651-4865
  • 電子メール kouhou@pref.iwate.jp 
応募締切

2019年7月12日(金曜日)当日消印有効 

当選発表 

商品の発送(8月上旬ごろ)をもって代えさせていただきます。

ご記入いただいた個人情報やアンケートの内容につきましては、厳正な管理の下で取り扱い、アンケート集計、プレゼントの発送にのみ利用させていただきます。

つたわるフォントを使用しています VEGETABLE OIL INK R70古紙パルプ配合率70%再生紙を使用

いわてグラフは岩手県が制作する広報誌です。518000部作成し、県内全世帯に配布しています。1部当たりの単価は、約22円です。

奥付
いわてグラフ2019年6月号 第767号  令和元年6月1日発行
(年5回 6月、8月、10月、12月、3月発行)
企画・発行 岩手県秘書広報室広聴広報課 岩手県盛岡市内丸10番1号 電話 019-629-5283  
編集・印刷 株式会社 東北博報堂 盛岡支社 奥付終わり

このページに関するお問い合わせ

政策企画部 広聴広報課 広聴広報担当(広報)
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5283 ファクス番号:019-651-4865
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。