杜陵学園業務方針
組織の目的・役割
子どもの健全な発達・成長のための最善の利益の確保など子どもの権利擁護を基本として、子どもが抱えている課題の達成・克服など、一人ひとりの子どもの状況に応じた適切な指導、教育を行い、保護者、学校、関係機関及び地域社会の協力を得ながら、健全な社会の一員として自立できるよう支援します。
組織の主要な価値提供先(顧客)
非行など行動上の問題のある子ども 、家庭環境その他環境上の理由により生活指導を要する子どもが私たちの顧客です。
また、子どもの保護者・家族、児童相談所、学校、家庭裁判所等の関係機関、ボランティア活動を行っている方々は、顧客であり、ビジネスパートナーでもあります。
ビジネスパートナー
子どもの保護者・家族
- ビジネスパートナーからの要求・期待
子どもの気持ちと行動の安定・社会的な自立支援 - ビジネスパートナーへの要求・期待
施設と連携した子どもへの支援、子どもの家庭復帰に向けた環境づくり
児童相談所
- ビジネスパートナーからの要求・期待
援助指針に基づいた適切な支援の実施 - ビジネスパートナーへの要求・期待
入所対象となる子どもの適切な把握と措置、適切な援助指針の作成、入所後の適時の来園・面接・地域との連絡調整
学校・市町村教育委員会
- ビジネスパートナーからの要求・期待
子どもの気持ちと行動の安定 - ビジネスパートナーへの要求・期待
学籍の適切な取扱い、出身校への帰属意識の保持のため定期的な面会等による激励、学校復帰、卒業式参加や進路指導時の連携
家庭裁判所
- ビジネスパートナーからの要求・期待
保護処分に沿った支援の実施と社会への再適応 - ビジネスパートナーへの要求・期待
入所後の適時のフォロー
職業安定所・ジョブカフェ・協力事業所
- ビジネスパートナーからの要求・期待
就労意欲、作業態度・能力の養成・向上 - ビジネスパートナーへの要求・期待
就職の斡旋、就職情報の提供、職業教育・指導、職場体験
ボランティア(BBS等)
- ビジネスパートナーからの要求・期待
活動機会の提供、連携と協力、専門的な助言 - ビジネスパートナーへの要求・期待
施設の方針に沿った活動
主要な価値提供先(顧客)ごとの提供すべき価値
入所している子ども
安定した生活環境の提供、生活指導・学習指導・作業指導などを通じた自立支援。
保護者・家族、関係機関等
保護者・家族、関係機関等が、施設の専門機能に信頼を寄せ子どもの自立支援に連携してあたることができること。
組織や業務を取り巻く環境とその変化
入所している子どもが長期的減少傾向にあり、一方で虐待を受けた経験や発達障害を有する子どもの割合が増加している中、取り組むべき課題や方向性を整理し、関係機関等との緊密な連携を図りながら、組織としての自立支援機能の充実・強化を図る必要があります。
児童自立支援施設は、地域における少年非行全般、また、家庭環境に問題があり生活指導を要する子どもの相談、支援を行う拠点としての役割が求められており、有用な地域の社会資源を目指して、新たな仕組みや機能を開拓していく必要があります。
組織スローガン
築こう!安全、安心な杜陵学園
杜陵学園は、子どもの権利擁護を基本として、一人ひとりの子どもの状況に応じた適切な指導、教育を行い、子どもの抱えている発達課題の達成を支援します。
子どもたちに意欲と自信、未来への希望を回復させる取組みをしています。
職員行動指針
基本姿勢
県民ニーズを的確に把握し、県民、関係機関から信頼される施設づくりを進めるとともに、業務の評価・見直しを行い、児童自立支援施設に与えられた使命の達成に努めます。
仕事に対する心構え
- ホウレンソウを徹底して業務を遂行します。
- 職員間で率直な意見交換を行い、業務を遂行します。
- 察しと思いやりをもって業務を遂行します。
- 子どもの状態像をリアルタイムに把握しつつ、全体像を見て業務を遂行します。
- 必要な専門知識や技術などの習得に努め、専門性を活かした業務を遂行します。
ありたい職員像
- 子どもの存在を認める。
- 子どもの目線を尊重する。
- 子どもを大事にする。
- 子どもと共有できるものを増やす。
- 逸脱行動は流さずにしっかり対応する。
- 大切なことは自分のことばで端的に伝える。
このページに関するお問い合わせ
岩手県立杜陵学園
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