里親制度について

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ページ番号1003486  更新日 令和2年5月26日

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里親とは

 里親とは、保護者の病気や離婚など様々な事情により家庭で生活することができないお子さんを自分の家庭に迎え入れ、愛情とまごころをもって養育してくださる方をいいます。

 里親制度は、児童福祉法に基づいて、里親となった方に県が一定期間子どもの養育をお願いする制度です。期間については、数日間から数年間までさまざまです。

里親の種類

 里親には以下の4種類があります。

養育里親

 保護者のいない子ども又は保護者に養育させることが不適当と認められる子どもの養育をする里親です。

 事前に研修を受講する必要があります。

養子縁組里親

 養子縁組によって養親となることを希望する里親です。

 事前に研修を受講する必要があります。

専門里親

 里親としての養育経験や児童福祉事業に従事した経験のある方が、専門的な研修を修了した上で、児童虐待等により心のケアを必要とする子どもを養育する里親です。

 事前に研修を受講する必要があります。

親族里親

 保護者の死亡・行方不明等で子どもの養育ができないときに、子どもの扶養義務者(祖父母、きょうだいなど)及びその配偶者である親族が代わって子どもの養育を行う里親です。

里親になるためには

 里親になるために特別な資格は必要ありませんが、子どもが大好きで明るく健康な家庭であること、経済的に困窮していないこと(親族里親は除く)などの要件を満たす必要があります。

里親になる手続き

  1. 里親になることを希望される方は、お近くの児童相談所(又は福祉総合相談センター)にご相談ください。詳しくご説明します。
  2. 養育里親、養子縁組里親及び専門里親を希望される方は、登録前に研修を受けていただきます。
  3. ご家族の合意のもとで、お住まいが市の場合は市役所、町村の場合は振興局の児童福祉担当課に申し込みをします。
  4. 児童相談所の担当者がご家庭を訪問し、ご家庭の状況などについて調査します。
  5. 必要な手続きを経て、里親として適当と認められれば、県知事が里親として認定します。
  6. 里親名簿に登載され、研修を受けていただくなどして、お子さんを迎える準備をします。

里親になったら

養育の開始について

 児童相談所が、お子さんの希望、里親の家庭状況や子どもに対する希望等を考慮したうえで、養育をお願いするかどうかを判断します。場合によっては、お子さんの養育をお願いするまでに時間がかかることがあります。

養育費の支給について

 お子さんの養育にあたり、養育費として、生活費、学校教育費、医療費等が公費で支給されます。そのほか、養育里親と専門里親については、里親手当が支給されます。
 万一、養育中のお子さんが事故に遭ったり、事故などを起こして里親さんに賠償責任が生じた場合には、「里親賠償責任保険」による保障が受けられます。

里親会

 里親を会員とする里親会が結成されています。里親会では、研修会や行事、機関紙の発行などを通じて、里親同士の交流や養育技術の向上などに努めています。

 お子さんを養育していく中で問題や悩み事があった場合には、いつでもお気軽にご相談ください。

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このページに関するお問い合わせ

岩手県一関児童相談所
〒021-0027 岩手県一関市竹山町5-28
電話番号:0191-21-0560 ファクス番号:0191-21-0561
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。