令和4年度(第54回)ガンカモ類の生息調査の実施結果

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ページ番号1062630  更新日 令和6年3月13日

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環境省では、全国のガン・カモ・ハクチョウ類の冬期における生息状況を把握するため、毎年1月に一斉調査を行っています。

岩手県では、令和4年度は令和5年1月15日を基準日として、1月14日から16日までに334か所で調査を行い、調査結果は次のとおりとなりました。

ハクチョウ類

オオハクチョウ3,620羽、コハクチョウ1,074羽の合計4,694羽が記録された。近年減少が続いていたオオハクチョウは、令和3年度より787羽増加してやや回復を示した。コハクチョウの渡来数に大きな変化はなかった。

ハクチョウ類の確認数の多い調査地ベスト3

順位

調査地点

羽数

1

蒲沢堤-油島

557羽

2

和賀川-広表橋

388羽

3

花泉涌津白浜ため池

369羽

ガン類

県内の16か所の調査地点において、3,731羽が記録された。コクガン(いわてレッドデータブックBランク、環境省レッドデータブック絶滅危惧2類、国の天然記念物)は、山田湾と洋野町の海岸で合わせて25羽確認され、令和3年度(17羽)と並んで渡来数はきわめて少なかった。

マガン(いわてレッドデータブックCランク、環境省レッドデータブック準絶滅危惧種、国の天然記念物)は、合計3,705羽が確認され、そのうち2,461羽が盛岡市と矢巾町の境界周辺で確認された。一関市周辺から離れた地点でこれほどの規模の群れが確認されるのは初めてであった。

ヒシクイ(いわてレッドデータブックBランク、環境省レッドデータブック絶滅危惧2類)が、花巻市の豊沢川で1羽記録された。

ガン類の確認数の多い調査地ベスト3

順位

調査地点

羽数

1

間野々~見前

2,461羽(マガン)

2

千厩川-刈屋野橋

  550羽(マガン)

3

永井鹿沼

  209羽(マガン)

カモ類

令和2年度から2年続けて2万羽を下回る渡来数であったが、令和4年度は合計24,000羽と平年並みまで回復した。

合計1,000羽を超えるカモ類が記録された調査地点は、令和3年度は1つもなかったが、令和4年度は新堤(北上市)、御所湖(盛岡市)、北上川都南中央橋~徳田橋(盛岡市)の3か所あった。

多くの種が令和3年度に比べて2倍前後増加し、特にオナガガモの渡来数は約5.5倍と顕著であった。一方、ホシハジロは176羽で過去最少の記録となった。

カモ類において希少種は確認されなかった。

カモ類の確認数の多い調査地ベスト3

順位

調査地点

羽数

1

新堤

3,131羽

2

御所湖

1,569羽

3

北上川-都南中央橋・徳田橋

1,119羽

最近10年間の個体数の推移

最近10年間の個体数の推移(単位:羽)

年度

H25

H26

H27

H28

H29

H30

R1

R2

R3

R4

対前年度

増減

ハクチョウ類

4,715

4,327

4,033

3,850

6,219

4,610

4,851

4,569

3,892

4,694

802

ガン類

591

505

3,122

4,447

179

2,392

1,404

3,742

3,106

3,731

625

カモ類

19,298

20,884

28,021

22,966

21,334

22,265

26,428

13,676

11,165

24,000

12,835

 

このページに関するお問い合わせ

環境生活部 自然保護課 野生生物担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
電話番号:019-629-5371 ファクス番号:019-629-5379
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。