環境要素ごとの基準に掲げる区域(鳥類)

ページ番号1073307  更新日 令和6年8月20日

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環境要素ごとの基準に掲げる区域(鳥類)

陸上風力発電事業に係る環境影響評価ガイドラインにおける立地選定に関する基準のうち、鳥類(希少猛禽類)に関する情報を記載しています。 ガイドラインは以下のリンク先で閲覧できます

概要

 立地選定に関する基準では、岩手県の地域特性を踏まえ、重要種のうち知見の蓄積があるイヌワシについて、バードストライクや生息及び繁殖 に与えるインパクトに応じ、生息地域を3段階にゾーニングしています。

イヌワシの生息地域のゾーニング
ゾーニング 区域 説明
 レッドゾーン イヌワシの重要な生息地  これまでの県内イヌワシ生息状況調査において、イヌワシの生息が定常的に見られる地域の中にあって、頻繁に利用される繁殖場所や高い頻度で飛来のある採餌場所など、イヌワシの生息に特に重要な地域であり、自然環境の保全上の支障を防止する観点から、対象事業実施区域に含めることが適切でない区域です。
イエローゾーン イヌワシの生息地  これまでの県内イヌワシ生息状況調査に基づき、イヌワシの生息が定常的に見られる地域(繁殖場所、採餌場所を含む)を網羅した区域であり、環境の保全への支障を及ぼすおそれがなく、環境保全の見地から立地による影響が低減されるものと認められることが必要な区域です。なお、種の保存法第34条では、土地の所有者又は占有者は、その土地の利用に当たって、国内希少野生動植物種の保存に留意する義務を定めています。風況観測塔の設置など事前調査の段階でもイヌワシの生息への影響が懸念されることから、本区域での事業を計画する場合は、風況観測を行う前に、県に相談することが望まれます。
その他のゾーン 上記以外の区域  レッドゾーン及びイエローゾーンには該当しないものの、イヌワシの一時的な滞在や通過が確認されている地域や、十分に調査されていない地域を含むため、イヌワシが生息しないことを示す区域ではないことに注意が必要です。

 

イヌワシの重要な生息地及び生息地

立地選定に係る基準に基づいて色分けした地図です。

イヌワシの重要な生息地(レッドゾーン)、生息地(イエローゾーン)、それ以外の区域を示した地図
イヌワシの重要な生息地(レッドゾーン)及び生息地(イエローゾーン)

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