「岩手県科学技術イノベーション指針」の策定
要旨
社会・経済情勢の変化に的確に対応し、岩手の人、岩手の大地がイノベーションの源泉となり、社会の新たな価値を創造するため「岩手県科学技術イノベーション指針」を策定しましたので報告します。
本指針では、科学技術の展開が期待される分野として、経済面に加え、新たに文化生活面も位置づけ、関係者一丸となって取組を推進していきます。
経過
- 県では、次代を担う新たな産業の創出を目指し、目標や戦略を産学官金が共有し方向性を併せて推進するため、平成22年3月、「科学技術による地域イノベーション指針」を策定。
- 国では、震災からの復興や日本の経済再生に向けて、研究開発の成果を科学技術イノベーションにより実用化・事業化までつなげていくため、平成25年6月、「科学技術イノベーション総合戦略」を策定し、関連施策や推進体制を強化。
- 平成25年8月、ILC立地評価会議による国内建設候補地に北上山地が選定され、東北全体で加速器関連技術等によるイノベーション創出に期待。
- 平成27年3月、社会・経済情勢の変化に柔軟に対応し、産学官金の関係者が一丸となった取組を推進するため、指針の内容を改定。
- 国では、平成30年6月、「未来投資戦略2018」を策定し、Society5.0で実現できる新たな国民生活や経済社会の姿を具体的に提示。
- いわて県民計画(2019~2028)においては、科学の振興を社会基盤に位置付け各政策分野を支えることとしていることから、科学の振興による多様なイノベーション創出により県民生活を支えていくため、「岩手県科学技術イノベーション指針」を策定。
指針のポイント
- 「お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」の実現に向け、岩手の人、岩手の大地がイノベーションの源泉となり、社会の新たな価値を生み出し、それを社会に還元することを基本目標に設定。
- 基本目標の実現に向け、(1)人材育成・定着、(2)イノベーション環境強化、(3)資金支援、(4)産学官金連携、の4つの戦略を設定。
- 本県の特徴やSociety5.0の目指す超スマート社会などから、本県において科学技術の展開が期待される分野を、経済面と文化生活面((1)文化スポーツ、(2)生活環境、(3)教育、(4)安全、(5)自然環境)それぞれについて掲示。
- その他、国の政策など情勢の変化に対応した見直し。
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このページに関するお問い合わせ
ふるさと振興部 科学・情報政策室 科学技術担当
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