「猫の手貸し隊」!! 地震の被災施設復旧に岩手県職員がボランティア活動

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ページ番号1008732  更新日 平成31年2月20日

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「平成20年岩手・宮城内陸地震」では、県内において奥州市や一関市を中心に農地・農業用施設でも大きな被害(7月11日現在、801箇所で21億2,600万円)が発生しましたが、その復旧に向けた取組が各地で始まっています。

このような中、県農林水産部有志職員が、災害復旧事業等の支援を受けられない 小災害被災農家 を対象に、地域のニーズに応じたお手伝いを行う「猫の手貸し隊」を結成し、さる7月27日に岩手県奥州市衣川区において被災した用水パイプラインの復旧を支援する第1回目のボランティア活動を行いました。

現場の奥州衣川市は県内でも大きな被害を受けた地域で、外の沢営農組合(奥州市衣川区)が管理する用水パイプラインも土砂崩れにより被災しました。

この時期は水稲の育成に水が必要な時期であり、一刻も早く通水を回復しなければならないため自力復旧に取り組んでいたところ、こうした状況が奥州市を通じて県農林水産部に伝えられ、「猫の手貸し隊」の初出動となりました。

作業は、営農組合、地域住民「猫の手貸し隊」(15名)から成る40名が参加し、現在使われていない塩ビ管を現場合わせで加工し、丸1日かけ被災した約300メートルのパイプラインを復旧することができました。

機械が入れない現場状況のもと、全てが人力作業の重労働でしたが、無事通水を確認した参加者は皆、少雨にもかかわらず、心地よい疲れと充実感を味わっているようでした。

写真:作業をする人たちの様子
倒木や落石の除去作業
集合写真
作業が終わって笑顔いっぱい

このページに関するお問い合わせ

農林水産部 農村計画課 企画・営農・調査担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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