令和8年4月17日知事会見記録
開催日時
令和8年4月17日10時30分から10時52分まで
会見記録
広聴広報課
ただいまから記者会見を行います。最初に、知事から発表が1件あります。それでは、知事お願いします。
知事
岩手県では、4月18日から5月31日にかけまして、「春のツキノワグマ被害防止キャンペーン」を行います。既に3月24日にツキノワグマの出没に関する注意報を発表しておりますが、春を迎え、クマの出没情報が報告されております。また、行楽シーズンなどを迎えますので、県民の皆様におかれましては、被害に遭わないよう引き続き注意をお願いします。特に山の近くに行楽に行かれる方や、山菜採りなどで入山される方は、食べ残しや生ごみなど、クマの餌となるものを放置しないようにしてください。また、クマと遭遇しないよう、音の鳴るグッズを常に鳴らして、アピールすることも効果的です。万が一遭遇した場合には、大声を出したり、ものを投げたり、急に走ったり、逃げたりしないようにしてください。目を離さず、静かにゆっくり遠ざかりましょう。
県では、クマ出没情報共有アプリ、「ベアーズ」をリリースしております。このアプリの活用や市町村で発信している情報にも注意しながら、ツキノワグマとの遭遇リスクを避け、安全を最優先に行動していただきたいと思います。クマによる被害を防止し、安全、安心な日常生活を実現していきましょう。
以上です。
広聴広報課
以上で知事からの発表を終わります。
幹事社
質問の前に、記者クラブへの転入者を紹介します。転入した記者の方から一言挨拶をお願いします。
(記者紹介)
幹事社
それでは、今のツキノワグマ被害防止キャンペーンの発表事項1件について、各社から質問があればお願いいたします。
記者
キャンペーンについて伺います。明日(4月18日)からのスタートということで、先ほど知事からも県民への注意を呼びかけるお言葉ありましたけれども、具体的に周知する上での取組として特徴的なものがございましたらお願いいたします。
知事
この図にも書いているのですけれども、暖かくもなってきまして、山に行く、山に近づく人たちも増えると思いますので、食べ物を中心にごみを残さないようにということと、あとは遭遇しないように音を立てるようにということをまず伝えていきたいと思います。
そして、出会ったときの行動というのも、こういうふうにした方がいい、またこういうふうにしてはいけないというのがありますので、そのことを改めて確認してほしいと思います。
あとは、アプリ「ベアーズ」ですね。この「ベアーズ」は、県の公式ラインの中に入っているという感じでありますので、県公式ラインを開けて、そこで県公式ラインの友達登録をしてもらいますと、自由自在にこの「ベアーズ」を使えるようになりますので、また県の公式ラインにお友達登録していますと、ほかにも防災情報とか、県政のいろんな情報にもアクセスしやすくなりますので、この機会にぜひ「ベアーズ」利用できるようにということで、県公式ライン登録をお勧めします。
記者
ありがとうございます。県内でも目撃が増えてきているという状況にあると思いますけれども、このキャンペーンを通じて、この44日間という期間ではあると思うのですけれども、どのような効果を知事として期待されていらっしゃって、県民に対してどう呼びかけたいのかというところを改めてお願いいたします。
知事
人的被害はクマの側が一方的に人間の方に襲ってくる例も昨年(令和7年)あったわけですけれども、多いのはクマの生息領域の方に人間が入っていって、あるいは、生息領域が接する辺りで、人間側にもクマを刺激するとか、いろんな理由があって人的被害が出ることがありますので、そういったことを避けていただきたいというところが大きいです。
記者
今は、このキャンペーンの間は、行楽や山菜採りということであるのですけれども、今まさにお花見のシーズンでもありまして、岩手公園にもたくさん人が集まってきていますけれども、そういったところでも、まだお花見がこれから花が咲くところ、小岩井農場ですとか、そういうところもありますので、お花見に関係してはどういったところに気をつけてほしいというふうにお考えでしょうか。
知事
それぞれ公園の管理者でありますとか、また、さくらまつりのようなお祭りを運営する主催がありますので、北上展勝地の場合、様々ドローンを使ったりとかいろんなやり方でクマ被害防止を図っているというのを報道で見ましたけれども、まずそれぞれの管理者、主催者が工夫してくださることを期待したいと思います。
また、クマの出没情報、その状況については、随時、県と市町村、関係団体等で共有しながらやっていますので、そういう中で、花見シーズンへの警戒ということについても意識していくようにしているところです。
記者
ありがとうございます。あと、この「ベアーズ」についてなのですけれども、例えば今の時点でどのぐらい利用というか、登録があるのかというのは……。
知事
把握できるのは、県公式ラインの友達登録数という数字になるのですが、「ベアーズ」リリース前(令和8年2月末)に7,486件だったものが、(令和8年)3月末時点で1万4,967件、プラス7,481件ということで、そういう増え方をしているということです。
記者
やはり増えたのは、県民のクマに対する警戒というか、意識が高まっているというふうに受け止めていらっしゃるのでしょうか。
知事
そうですね。数千単位で関心を持っている方々、意識を高めている方々に利用いただいているということだと思います。
記者
このキャンペーンを周知するために、県の方で今予定されているイベントですとか、チラシ配りなどありましたら教えていただけないでしょうか。
知事
まず、この記者会見での発表ということに加えまして、新聞広告を載せるという予定があります。イベントのようなことは特に予定ありません。
記者
今、周知について質問があったのですけれども、例えば、岩手の観光地に来られる方というのは県外の方も多分いらっしゃると思うので、例えば、駅だとかにポスターを掲示するとか、ほかの何か周知手段みたいなものというのは、今のところいかがでしょうか。
知事
そうですね。その辺はちょっと担当の方で工夫してくださいと指示を出しました。
幹事社
それでは、発表事項以外について、本日は記者クラブを代表しての幹事社質問の用意はありませんので、各社から質問があればお願いいたします。
記者
私から大きく2点お伺いいたします。まず、JR山田線の上米内・宮古駅間の運休について伺います。今月(4月)下旬に、知事と盛岡、宮古両市長の連名でJR側に要望されるというふうに伺っておりますけれども、知事としては、今回の要望を経て、どのようなことをJR側にお伝えしたいとお考えでしょうか。
知事
運休から1か月が経過したわけですけれども、復旧の見通しがまだ示されないでいて、沿線住民の皆さんの生活への影響、そして観光面への影響も懸念されますので、盛岡市、宮古市と一緒に、JR東日本に要望を行うこととしました。JR東日本には、復旧に向けた取組を進めていただき、また、復興再開の見通しを早期に示していただくよう求めたいと思います。
記者
ありがとうございます。県内では、2024年度に山田線を含むJRの6路線が赤字で、前年度(2023年度)より収支が悪化している区間もあるということでありました。この中で、県として鉄道の利用促進に向けて、どのように協力していきたいとお考えでしょうか。
知事
そうですね。このJR各線の利用促進については、路線ごとに地元市町村をはじめ、関係者が集まっての協議会をそれぞれ立ち上げて、いろんな工夫をしているところですし、県は、その全体の状況も共有しながら、JR東日本さんには、基本的に地元と一緒に利用促進をしながら、安全で、そして便利な運行を維持してもらうというのをお願いしているところです。
記者
ありがとうございます。話題変わりまして、春闘について伺います。連合岩手が、昨日(4月16日)、中間報告を公表しまして、平均賃上げ額と賃上げ率が共に昨年(令和7年)を下回ったということですが、全国平均は上回っているという高水準にあります。今後も交渉が続く途上にあると思いますけれども、今回の報告への知事の御所感をまずお願いいたします。
知事
これは、労働組合側、そして経営者側が両方それぞれ頑張っていただいて、こういう上げ幅になっていると思いますので、全国平均より高いということはありがたいと思っております。
岩手におきましては、人手不足問題というのがあり、人口問題でもあるのですけれども、若い世代を中心に雇用を確保、就労を確保という、経営者サイドから見て、働き手の確保ということが重要なのですけれども、岩手は給料が低い、全国でも最低だというようなイメージが膨らみますと、岩手では就職しないというような流れができてしまいますので、これは、経営者側の皆さんも、そうではなくしていこうということで、最低賃金の引上げも大きくしていただいていますし、今回の春闘の結果も、そういう思いから全国平均以上の引上げとなったのではないかと思います。
県といたしましては、経営者の皆さんは、働き手を確保するためには、賃上げが必要ということを御理解いただいてはいるのですが、ただ賃上げは、経営を圧迫しますので、賃上げを支援する県の事業をしっかり進めて、経営者の皆さんが、しっかり賃上げをし、人手を確保して、そして経営を発展させてくださるように、県としては支援していきたいと思います。
記者
ありがとうございます。先ほどあった人手不足に関して、今回、地場の中小企業が、かなり健闘しているという背景の中で、防衛的な対応だという側面もありまして、あと、緊迫化する中東情勢への対応という部分では、非常にその影響を懸念しているという状況にあります。この影響については、連絡会議の方でも今後共有されるとは思いますけれども、こうした企業への物価高騰、現在の支援策をさらに、例えばバージョンアップされるとか、今後の県としての方針についてお願いいたします。
知事
まず、状況を把握することが大事ということで、中東情勢に関する庁内連絡会議を4月10日に設置し、4月15日に1回目の会議を開催しました。燃料、電力、資材価格の高騰や燃料の購入制限、納品遅延、そして資材の値上がりや調達困難という影響が生じており、さらに新しいところでは、建設工事資材の不足、また製造業での重油の調達が困難という報告もありますので、その実態を見極めながら、必要に応じて、国に要望したり、また県としての対策を工夫していきたい、検討していきたいと思います。
記者
知事がちょうど去年の今頃に新しい政治塾として、「いわて政友会」を立ち上げられました。1年間活動されてみての手応えと実績、あとは今後のこの組織を使ってどういった活動をしていきたいかお聞かせください。
知事
あまり活発な活動はできなかったと思いますが、勉強会のようなものは、あちこちで何回かやりましたし、SNSでの発信ということを細々とやってきたと思います。また、県議会で質問されることも多く、それに対する答弁を準備して、実際答弁することを通じて、基本的な考え方を発展させることができたと思います。「政治というのは、行政のチェックだ」という基本的なところから始まって、ただ、その行政のチェックというのは、行政に携わる人を、その人の言動をつぶさにチェックするという意味ではなくて、あくまで政策本位、住民イコール国民の生活や仕事に対して、行政がちゃんとやることを、やっているかということをチェックするのが政治だというふうに発展させることができて、そういう目で身の回りの行政とか、国の行政とかを見ていこうという考え方が広まったのは、良かったことだと思っております。
また、そういった活動というのは、真実を追求し、真実を共有するという形で行われなければならず、真実の追求ではなくて、事実と違うようなことを殊さらに発信したりとか、事実と違うことを押しつけるようなのは、もうそれは政治とは言えないというような、そういう政治の現状に対する批判的な視座も持つことができて良かったと思います。
記者
ありがとうございます。1年間、実際に活動されてみてということはありますが、また今後、これから先、この政治塾を使ってやりたいことであるとか、活動方針など、もしあればお聞かせください。
知事
明日4月18日(土)に後援会の行事として、「春まっ盛りの会(つどい)」というのがあって、去年(令和7年)の「春まっ盛りの会(つどい)」で、政治塾「いわて政友会設立宣言」をしたのですけれども、1年たっての1周年宣言のようなものを発表し、改めて後援会員の皆さんの反応をいただいたりして、ここから先の進め方を考えていきたいと思います。
広聴広報課
以上をもちまして記者会見を終わります。
次回記者会見
次の定例記者会見は4月24日(金曜日)の予定です。
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