がん教育
学校におけるがん教育の推進
がんは、昭和56年より日本人の死因の第1位であり、平成27年には、年間37万人が亡くなり、生涯のうち約2人に1人が罹患すると推計されています。がんは重要な健康課題のひとつであることから、平成19年4月に「がん対策基本法」が施行され、平成28年12月の改正において、「国及び地方公共団体は、国民が、がんに関する知識及びがん患者に関する理解を深めることができるよう、学校教育及び社会教育におけるがんに関する教育の推進のために必要な施策を講ずるものとする。(第23条)」と、新たにがん教育について盛り込まれました。また、平成29年及び平成30年に改訂された学習指導要領において、中学校および高等学校の保健体育科に「がんについて取り扱うこと」が明記され、中学校は令和3年度全面実施、高等学校は、令和4年度入学生より年次進行で実施することとされています。
一方、岩手県では、岩手県がん対策推進条例に基づき、平成30年に第3次岩手県がん対策推進計画を策定し、教育関係者と保健医療従事者等と連携し、児童生徒等ががんに関する知識や理解を深めるための教育が行われるよう、がんに関する教育を推進しています。
がん教育を効果的に進めるためには、すべての学校において、全教職員の共通理解のもとに、年間計画に位置づけ、組織的かつ計画的に取組むことが重要です。
岩手県の子どもたちが、がんについて正しく理解するとともに、がん教育の中で命と健康の大切さについて考えることを通して、がん患者だけでなく、様々な疾病と向き合っている人々と共に生きる社会づくりに貢献できるよう育って欲しいと願います。
教材・参考資料
岩手県
文部科学省
○がん教育のための教材・資料等
- がん教育推進のための教材(令和3年3月 一部改訂)(外部リンク)
- がん教育推進のための教材 補助教材(外部リンク)
- 学校におけるがん教育の在り方について(報告)(外部リンク)
- 外部講師を活用したがん教育ガイドライン(令和3年3月 一部改訂)(外部リンク)
○がんの指導内容が掲載された手引・教材
- 中学校保健教育参考資料「改訂『生きる力』を育む中学校保健教育の手引」・同追補版「感染症の予防~新型コロナウイルス感染症~」(外部リンク)
- 高等学校保健教育参考資料「改訂『生きる力』を育む高等学校保健教育の手引」(外部リンク)
- 健康な生活を送るために(高校生用)(外部リンク)
その他
○公益財団法人日本対がん協会
○国立がん研究センター がん対策情報センター
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このページに関するお問い合わせ
岩手県教育委員会事務局 保健体育課 学校健康安全担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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