一関市産野生せりの出荷制限の解除

平成24年5月30日付けで国から出荷制限が指示されていた一関市の野生せりについて、平成27年12月21日、出荷制限が解除されましたのでお知らせします。

本県において、出荷が制限されていた野生山菜の出荷制限等の解除は、奥州市の野生フキ（平成27年9月28日県の自粛要請解除）に次いで、2例目となります。

今後、一関市産野生せりを集出荷する方は、一関市に対し、集出荷の情報等の届出を行うことで、出荷が可能となります。（一関市が「採取・集出荷者台帳」を整備）

また、県では、定期的に行うモニタリング検査において、出荷される一関市産野生せりの安全性について確認していきます。

1　出荷制限指示及び解除の経緯

時期等	内容
平成24年5月30日	一関市の野生せりに、国から出荷制限の指示
平成27年春	平成25年から3カ年、放射性物質濃度の経年変化を確認したところ、濃度の低減が確認できたことから、平成27年春に詳細検査を実施（62検体） 放射性物質濃度の値が十分低かったことから、林野庁に制限解除を協議 （林野庁が厚労省に協議）
平成27年12月21日	一関市の出荷制限を解除（関係機関に通知）

2　解除の条件

1. 一関市は、一関市内で野生せりを採取する生産者及び集出荷を行う者等を記録した「採取・集出荷者台帳」を整備。
2. 県は、一関市と連携して、出荷前検査及び定期検査（モニタリング検査）を実施して安全を確認。
3. 集出荷を行う者は、出荷物には、品目、採取地、採取日、採取者を表示。

3　今後の取組

1. 毎年、一関市内の野生せりの発生状況を把握し、出荷開始前に3検体以上の検査を実施。
2. 出荷再開後1か月間は毎週、その後1か月に1回程度の定期検査（モニタリング検査）を実施して安全を確認。
3. 「採取・集出荷者台帳」を関係機関で共有するとともに、産直施設等の巡回指導を実施。

4　一関市の「採取・集出荷者台帳」に係る問い合わせ先

一関市農地林務課林務係
電話：0191-21-8195（内線8437）