知事からのメッセージ 令和5年9月

ページ番号1068473  更新日 令和6年3月13日

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令和5年9月6日(水曜日)

9月3日に行われた岩手県知事選挙において当選し、本日当選証書を受領、知事5期目を務めることとなりました。

17日間の選挙戦で、県内33市町村を回らせていただき、連日の猛暑の中、たくさんの皆様の声を伺い、そして多くのご声援をいただきました。

希望郷いわて、その先へ。「生きにくさ」を「生きやすさ」に転換する人口減少対策と、地域の魅力を全国・海外と共有する交流人口拡大で、岩手県民と岩手に関わる人々をエンパワーする県政を推進してまいります。

あらためまして、よろしくお願いいたします。

写真:岩手県知事

令和5年9月23日(土曜日)

令和5年9月23日、「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド(岩手県陸前高田オートキャンプ場)のオープニングセレモニー」を行いました。

「スノーピーク陸前高田キャンプフィールド(岩手県陸前高田オートキャンプ場)」のオープニングセレモニーを挙行するにあたり、御挨拶を申し上げます。

本日は、御来賓の皆様を始め、関係各位の御臨席を賜り、厚く御礼申し上げます。

岩手県立陸前高田オートキャンプ場は、平成11年4月に開設されて以来、県内外の多くの方々に御利用いただいたところでありますが、平成23年3月11日、東日本大震災津波が発生し、救助・避難としてキャンプ場内に応急仮設住宅を計168戸設置し、被災された方々に住環境を提供する役目を担うこととなりました。

その後、仮設住宅が不要となって、その撤去が完了し、復興が進んだ沿岸地域への誘客促進とにぎわい創出を図る、岩手県を代表するキャンプ場としての利用再開に向けた整備を進め、本日、リニューアルオープンを迎えました。

リニューアルに当たりましては、将来にわたって持続可能な、収益性の高い施設とするため、本県では初となるデザインビルド方式を採用し、設計、施工、管理運営を一体的に行うこととし、株式会社スノーピークの知見を生かしながら、近年、キャンプ場利用者からのニーズが高まっているグランピング施設やテントの大型化に対応できる魅力ある施設としたところであります。

当キャンプ場の特徴と致しましては、豊かな自然に囲まれながら、生まれ変わる高田松原を望むオートサイトや、広々としたフリーサイト、愛犬とキャンプが楽しめるドッグランサイト、自然の中でゴージャスな宿泊体験ができるグランピング施設などを用意しており、さまざまな利用者のニーズに対応できるキャンプ場となっております。

県といたしましては、本キャンプ場を拠点として、みちのく潮風トレイルや三陸ジオパーク、震災遺構などの沿岸地域特有の観光素材と組み合わせ、地域の魅力を一層向上させ、全国の方々やインバウンドの方々にもご利用いただける施設としたいと考えております。

結びに、本日御臨席の皆様方の御健勝とますますの御活躍、御多幸を心から祈念申し上げ、式辞といたします。

写真2
スノーピーク陸前高田キャンプフィールドオープニングセレモニー

令和5年9月25日(月曜日)

令和5年9月25日、「第2回岩手県人口問題対策本部会議」を開催しました。

コロナ禍の影響を受けた近年の本県の人口動向を見ると、コロナ禍においては、地方への関心の高まりから、社会減が縮小してきたものの、令和4年は再び拡大に転じています。また、出生数も減少し、令和4年の合計特殊出生率は1.21と過去最低となっています。

県では、全国トップレベルの子ども・子育て支援を開始し、県内就労者の所得向上対策を近年、強化しています。

人口減少の背景には、人生の各過程での「生きにくさ」があり、これを「生きやすさ」に変えることが必要です。また、最近の婚姻数や出生数の減少については、コロナ禍による自粛ムードの影響も考えられます。

「生きにくさ」の解消や、コロナ禍による自粛ムードの回復には、行政や地域、事業者などの取組とともに、県民の皆様の協力が必要です。

若者が希望どおりに結婚・出産・子育てを行うため、事業者の皆様には、一定の水準の賃金を確保し、十分な収入が得られるよう、御協力をお願いします。また、出産・子育てと仕事が両立でき、性別にかかわらず誰もが働きやすくなるよう、働き方改革の一層の推進をお願いします。

本県における10代後半の若者の正社員の年収中央値は、全国を上回っています。岩手で就職することについて優位性が見られます。若い世代の皆様やその御家族には、こうした本県の経済や産業の状況を知っていただき、県内への就職について、検討をお願いします。

ニューヨーク・タイムズ効果により、県外や海外から盛岡への人の流れが増えています。ニューヨーク・タイムズ紙の盛岡の記事は、景観に加え、そこに住む人たちや生活文化の豊かさを高く評価しており、これは盛岡だけではなく、岩手全体にも当てはまります。岩手には海や山など豊かな自然に恵まれた、魅力ある市町村が数多くあります。県民の皆様と岩手を訪れる皆様には、盛岡以外の市町村、特に、人口の少ない町村の魅力に目を向け、是非訪れていただくようお願いします。

岩手県は、市町村と連携しながら、オール岩手で人口減少問題に取り組んでいます。県民の皆様、この直面する課題に力を合わせて取り組んでいきましょう。

写真3
第2回岩手県人口問題対策本部会議

令和5年9月29日(金曜日)

令和5年9月29日、北上市産業支援センターにおいて「自動車部品分解展示場リニューアルオープンセレモニー」を開催しました。

本展示場は、平成20年度に自動車部品の分解展示を開始して以来、約16年間にわたり、企業の取引拡大や小中学生を始めとする若い世代の学習の場として、7000人を超える多くの方々に活用されてきました。

自動車産業は、電動化・自動化など、「100年に一度の大変革期」と言われ、県内企業においても様々な対応が求められております。

こうした中、高い技術力が結集したメイド・イン岩手の最新車両による分解展示場にリニューアルできましたことは、県内企業の新たな参入や、更なる取引拡大に加え、ものづくりへの興味喚起や人材の育成に大きく貢献するものと期待しております。

これは、車両を寄贈いただきましたトヨタ自動車東日本株式会社、車両の分解作業や展示場整備まで多大な御尽力をいただきましたT-MIG(ティーエムアイジー)株式会社、展示場を運営していただく北上市など、多くの関係の皆様の御理解と御支援のたまものであり、深く感謝申し上げます。

リニューアルした自動車部品分解展示場は、これまでと同様、企業や小中学生等に御活用いただくとともに、いわて産業振興センターの地域支援拠点と連携して、県内企業の電動化への挑戦を支援してまいります。

自動車産業は、本県のものづくり産業をけん引する中核産業であり、県としても更なる集積や高度化、新たな課題への対応など、取組を一層強化してまいりますので、引き続き皆様の御支援、御協力を賜りますようお願いいたします。

写真4
自動車部品分解展示場リニューアルオープンセレモニー

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