知事からのメッセージ 令和3年12月

ページ番号1048794  更新日 令和6年3月13日

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令和3年12月11日

12月11日、御所野遺跡世界遺産登録記念式典に出席しました。

「御所野遺跡」を含む「北海道・北東北の縄文遺跡群」の世界遺産登録に向けて御尽力をいただきました関係省庁や、国内外の専門家を始めとする関係者の皆様に、心から感謝申し上げます。

また、功労者表彰を受けられた皆様におかれましては、長年にわたり御所野遺跡の保全、活用、価値の普及などに御尽力された御功績と御労苦に対し敬意を表しますとともに、心からお祝い申し上げます。

故 大矢邦宣先生におかれましては、御所野遺跡はもとより、「平泉」の世界遺産登録の実現にも多大な御貢献をされ、県勢功労者として顕彰されております。改めて大矢先生の御功績を偲び、心から御冥福をお祈りいたします。

「北海道・北東北の縄文遺跡群」は、自然との共生の下、1万年以上前から定住が開始され、発展・成熟した人類史上極めてまれな先史文化を現代に伝える貴重な遺産であります。この度の世界遺産登録は、一戸町民の皆様による遺跡の保存の英断や積極的な活動のたまものであり、改めて深く敬意を表します。

今回の世界遺産登録により、本県は、奈良県・鹿児島県と並び、国内最多となる3つの世界遺産を有することとなりました。先史、中世、近代のそれぞれの世界遺産を有することは、本県の歴史・文化の厚さと豊かさを示しています。

御所野遺跡の世界遺産登録を契機として、県北地域に注目いただき、地域振興につなげていくことが大いに期待されます。

県としましても、3つの世界遺産の連携を図り、人類共通の永遠の宝として国内外へ積極的に情報発信してまいります。

世界遺産を将来にわたって守り伝え続けていくためには、県民の皆様一人ひとりの理解と行動が何よりも重要です。県民の皆様に、様々な形で文化の継承・保存に関わっていただくよう、お願いします。

写真:記念式典1
御所野遺跡世界遺産登録記念式典
写真:記念式典2
御所野遺跡世界遺産登録記念式典 町民宣言

令和3年12月15日

12月15日、新型コロナウイルス感染症対策本部第45回本部員会議を開催し、新しい県の基本的対処方針を決定しました。

県は、この方針を基に感染拡大防止に必要な対策を講じ、医療提供体制の拡充、検査体制の強化など、次の感染拡大に備えて万全の体制を取っていきます。

現在、世界各国で「オミクロン株」による感染が確認され、国内でも空港検疫で感染が確認されていますが、今後、県内で患者が確認された場合には、オミクロン株の特定のため、変異株PCR検査などを迅速に実施していきます。

本県の感染状況については、10月11日から本日までの2カ月間で、新規感染者数が1名のみの報告となっており、本県の感染リスクは極めて低くなっています。

また、全国においても1週間10万人当たりの新規感染者数は、ほとんどの都道府県で1人未満となっており、本県の感染リスクは極めて低い状況です。

これから、年末年始を迎えますが、このような感染状況から、年末年始の帰省や冬季休暇期間中の移動について、自粛はお願いしません。

県民の皆様、来県される皆様、引き続き基本的な感染対策を行った上で、帰省や旅行、忘新年会などそれぞれの社会活動、経済活動を行って頂きたいと思います。

県では、いわての食応援プロジェクトやいわて旅応援プロジェクトなどの支援策を講じていますので、これらを活用して頂きたいと思います。

写真:本部員会議(12月15日)
新型コロナウイルス感染症対策本部第45回本部員会議

令和3年12月18日

12月18日、三陸沿岸道路普代~久慈開通式に出席しました。

この度の開通により、普代村、野田村及び久慈市が自動車専用道路で結ばれるとともに、国の復興のリーディングプロジェクトとして事業化された総延長570キロメートルの復興道路・復興支援道路が全線完成しました。

これまで、平成23年11月の事業化から1年以内に着工する「即年着工」や、平成24年4月の南三陸国道事務所の新設による体制強化などにより、かつてないスピードで整備が進められ、東日本大震災津波から10年という節目の年に全線開通を迎えることができました。

この度の開通により、仙台市から八戸市までの359キロメートルが自動車専用道路で結ばれるとともに、復興支援道路と一体となって、県土の縦軸、横軸を構成する新たな高規格道路ネットワークが構築されたことは、岩手県政において、歴史的な出来事です。

これまでの整備により、企業立地の増加や、県内港湾の過去最大のコンテナ取扱貨物量など、大きな波及効果が現れているところであり、今回の全線開通は、こうした物流面での効果はもとより、観光、救急医療、防災など、様々な面でなお一層の効果を発揮し、本県のみならず三陸沿岸地域全体の復興を力強く後押ししていくものと確信しています。

引き続き、国や市町村、関係者の皆様と一体となって利活用の促進に取り組むとともに、今後も復興を最重要課題と位置付け、三陸のより良い復興に向けて、全力で取り組んでいきます。

写真:開通式
三陸沿岸道路普代~久慈開通式

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