知事からのメッセージ 令和4年3月

ページ番号1050761  更新日 令和6年3月13日

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令和4年3月4日

令和4年3月4日、新型コロナウイルス感染症対策本部第51回本部員会議を開催しました。

県内の感染状況は、新規感染者が倍々と増えるような状況ではないものの、一日300人前後の感染確認が続いている状況です。

今週においても、小学校や教育・保育施設での新たなクラスターが発生し、家庭内感染も多く発生しています。

誰もが、いつ感染者や濃厚接触者になってもおかしくない感染状況です。

これまでもお願いしている「家庭内においても、マスク着用が難しい子どもなどを除いて、特に同居する高齢者や基礎疾患のある方と会話をする際のマスク着用」、「体調不良時の医療機関の早期受診」、「発熱や風邪症状がある子どもの登校・登園の自粛」など基本的な感染対策の徹底をお願いします。

医療については、感染された方の症状、年齢や基礎疾患の有無などの重症化リスク、家庭内感染のリスクなど、一人ひとりの状況に応じて対応しています。

高齢者や基礎疾患を有する方などに必要な医療を適切に提供し、救急医療などの一般医療への影響を最小限に止めます。

自宅療養については、医療機関、保健所、健康観察サポートセンターによる健康観察を行い、体調悪化時に速やかに受診できる体制としており、県医師会や看護協会にも協力いただいています。

食料調達の支援が必要な場合は県から食料品を配布しています。

自宅においても適切に療養ができるよう、引き続き、関係団体としっかり連携し、自宅療養者に支援が行き届くよう対応していきます。

これから春休みや年度末、年度初めを迎え、人の移動、人が集まる機会が多くなります。改めて基本的な感染対策の再徹底をお願いします。

写真:本部員会議(3月4日)
新型コロナウイルス感染症対策本部 第51回本部員会議

令和4年3月8日

令和4年3月8日、第4回高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議を開催しました。

令和4年2月12日に久慈市内で発生した高病原性鳥インフルエンザの事案については、発生と同時に設定していた移動制限区域を、本日、3月8日午前零時に解除し、これを持って、すべての防疫措置が完了しました。

発生から、防疫措置の完了に至るまで、国、久慈市、洋野町、野田村などの関係市町村、建設業界や運輸業界などの関係団体の御協力を得て、消毒の徹底等の対策に継続して取り組んできた結果であり、改めて関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。

また、近隣の養鶏農場の皆様には、鳥インフルエンザウイルスのまん延防止のため、長期にわたる移動制限等に対して、御理解、御協力をいただきましたことに感謝申し上げます。

県内では、依然として野鳥の鳥インフルエンザの陽性事例が確認されています。

県民の皆様には、死亡した野鳥など、野生生物には、素手で触らないようお願いします。

野鳥への餌付けは、餌付け場所に鳥が密集することで、鳥インフルエンザウイルスなどの拡大をまねくおそれがありますので、自粛するようお願いします。

また、鳥インフルエンザウイルスが靴等に付着し、他の地域に拡散するおそれがあるため、野鳥に近づきすぎないようお願いします。

養鶏農場の皆様には、農場に出入りする車両の消毒などの飼養衛生管理を徹底して、発生防止に万全を期すようお願いします。また、早期発見・早期通報を徹底していただきますようお願いします。

引き続き、県民の皆様にも協力いただき、再発防止に努めていきます。

写真:本部員会議(3月8日)
第4回高病原性鳥インフルエンザ対策本部会議

令和4年3月10日

令和4年3月10日、令和3年度岩手県スポーツ賞表彰式を開催しました。

この表彰は、岩手県の将来を担う方々が、夢と希望を持ってスポーツ競技に取り組み、大いに活躍していただきたいという願いを込めて実施しているもので、今回で16回目の表彰となります。

本日受賞されました皆さんは、それぞれの目標達成への気持ちを強く持ち、新型コロナウイルス感染症の流行の中で、日々大変な努力を積み重ねてきたことと存じます。

皆さんのこれまでの御努力に深く敬意を表しますとともに、心からお祝い申し上げます。

令和3年に開催された東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会においては、本県ゆかりの選手が過去最多の7人が出場し、世界の舞台で活躍されました。また、北京2022オリンピック・パラリンピック冬季競技大会では10人が出場し、いわてスーパーキッズ発掘・育成事業の1期生である小林陵侑選手が金銀の2つのメダルを獲得、永井秀昭選手が銅メダルを獲得されました。岩手におけるスポーツの力の高まりを感じ、スポーツで地元の皆さんが感動し、元気になることができました。

県としては、引き続きトップアスリートの育成など、競技力の向上を図り、令和4年度に本県で開催する日本スポーツマスターズ2022岩手大会やいわて八幡平白銀国体を通じて、東日本大震災津波からの復興の姿や本県の魅力を全国に発信し、スポーツの振興に一層取り組んでいきます。

本日受賞された皆さんには、どうかこれからも、岩手県、そして、日本のスポーツ界をリードしていただき、オリンピック・パラリンピック競技大会を始め、世界の舞台に羽ばたいて、大いに活躍をされますよう期待します。

写真:表彰式1
令和3年度岩手県スポーツ賞表彰式(1)
写真:表彰式2
岩手県スポーツ賞表彰式(2)

令和4年3月11日

令和4年3月11日、東日本大震災津波岩手県・大槌町合同追悼式を開催しました。

11年前の3月11日、マグニチュード9.0の巨大地震が引き起こした凄まじい津波により、本県において、4,675人もの方々の尊い命が奪われ、また、この震災に関連して470人の方々が亡くなられました。

無情な津波は、今もなお、1,110人の方々を行方不明にしたままです。御家族の皆様の切なる想いが報われることを祈ります。

大槌町においても、慣れ親しんだ街並みが消え、873人の方々が犠牲となりました。失われたものはあまりに大きく、哀惜の念に堪えません。

犠牲になられた方々のふるさとへの思いを受け継ぐこと、そして、東日本大震災津波の事実と教訓、復興の姿を確実に次世代に継承することは、この災害を経験した私たちの責務であります。

岩手県では、大槌川水門をはじめとする海岸保全施設の整備が進み、災害公営住宅の完成などにより、応急仮設住宅にお住いの方々全てが、恒久的住宅に移られました。

令和3年12月には、三陸沿岸道路が全線開通し、県土の縦軸、横軸を構成する高規格道路ネットワークが構築され、岩手県の沿岸が一つになり、沿岸と内陸も一つになりました。「いのちを守り海と大地と共に生きる ふるさと岩手・三陸の創造」という復興の目指す姿を実感できるようになってきました。

一方で、復興は、まだ終わっていません。残された一部の社会資本を早期に整備し、被災された皆様の心のケア、新たなコミュニティの形成など一人ひとりに寄り添った支援を続けます。また、主要魚種の不漁対策やなりわいに関する課題に対し、被災地の実情に即した対策を講じます。

新型コロナウイルス感染症の広がりは、人の流れや消費活動に影響を及ぼし、被災地の復興にも大きな影を落としています。私たちは、震災と復興の経験を活かして、感染対策を徹底しながら、社会経済活動を進めていきます。

私たちは、「誰一人取り残さない」という理念の下、国連のSDGs「持続可能な開発目標」を共有しながら、「お互いに幸福を守り育てる希望郷いわて」を基本目標とする「いわて県民計画」に沿って、更なる段階の復興を進めていきます。

令和3年は、沿岸各地をつないだ「復興五輪」の聖火リレーなどを通じ、国内外からいただいた御支援への感謝と復興の姿を改めて発信することができました。

また、釜石市で開催された「防災推進国民大会2021」では、全国各地の防災教育関係者が一堂に会し、沿岸各地の震災語り部の皆様から震災津波の教訓を伝え、岩手が全国の防災・減災推進の一翼を担うことができました。

高田松原津波復興祈念公園にある東日本大震災津波伝承館は、日本を代表する震災学習拠点として、開館から、約50万人もの方々が来館しています。

今後も、「東日本大震災津波を語り継ぐ日条例」の趣旨に則り、復興の歩みの中で得られた絆や支え合いの大切さを胸に、東日本大震災津波の教訓を伝承し、大切な人に想いを寄せ、ふるさと岩手を発展させることを誓います。

写真:追悼式
東日本大震災津波岩手県・大槌町合同追悼式

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