けいさつの乗り物

ページ番号3000781  更新日 令和5年10月5日

印刷大きな文字で印刷

警察(けいさつ)の乗(の)り物(もの)にはどんなものがありますか?

警察(けいさつ)が使用(しよう)している乗(の)り物(もの)には、パトカー、白(しろ)バイなどの車(くるま)、ヘリコプター、警備船(けいびせん)などがあります。

警察(けいさつ)の車(くるま)には、その仕事(しごと)に合(あ)わせて、いろいろな形(かたち)や特別(とくべつ)の装置(そうち)を付(つ)けた衛星通信車(えいせいつうしんしゃ)やレスキュー車(しゃ)などの珍(めずら)しい車(くるま)があります。

  1. 「衛星通信車(えいせいつうしんしゃ)」
    事件(じけん)・事故(じこ)や災害(さいがい)の現場(げんば)の写真(しゃしん)を送(おく)ったり、大(おお)きな山(やま)などの障害物(しょうがいぶつ)で無線電波(むせんでんぱ)が届(とど)かないときに、人工衛星(じんこうえいせい)を使(つか)って通信(つうしん)する車(くるま)です。
  2. 「レスキュー車(しゃ)」(救助工作車(きゅうじょこうさくしゃ))
  3. この他(ほか)、山岳地域(さんがくちいき)で使(つか)う車両(しゃりょう)としてランドクルーザーや4WDパトカー、遠隔地(えんかくち)の駐在所(ちゅうざいしょ)などに配備(はいび)しているミニパトカーなどがあります。

ちなみに、令和(れいわ)5年4月1日現在(げんざい)、岩手県警察(いわてけんけいさつ)には、パトカー(ミニパトを含(ふく)む)約290台(だい)の他、白(しろ)バイ約40台(だい)、ヘリコプター1機(き)、警備船(けいびせん)2隻(せき)が配備(はいび)されています。

パトカーや白(しろ)バイを町(まち)の中(なか)で見(み)かけますが、乗(の)せてもらえるのですか?

パトカーや白(しろ)バイは、町(まち)をパトロールし、犯人(はんにん)を捕(つか)まえたり、交通違反(こうつういはん)を取(と)り締(し)まるなどの活動(かつどう)をしています。

警察以外(けいさついがい)の人(ひと)は、パトカーや白(しろ)バイに乗(の)ることはできませんが、毎年(まいとし)1月10日の「110番(ばん)の日(ひ)」などに、警察署(けいさつしょ)などでパトカーや白(しろ)バイの展示(てんじ)をしている場合(ばあい)や、学校(がっこう)の行事(ぎょうじ)として警察署(けいさつしょ)を見学(けんがく)する場合(ばあい)には、パトカーや白(しろ)バイにも乗(の)れることもあります。

警察(けいさつ)にはどんな二輪車(にりんしゃ)がありますか?

警察(けいさつ)の車(くるま)の中(なか)で、小(しょう)・中学生(ちゅうがくせい)の人気(にんき)ナンバー1が「白(しろ)バイ」です。

白(しろ)バイはマラソンの先導(せんどう)や、交通取締(こうつうとりしま)りなどに使(つか)われ、最近(さいきん)では女性(じょせい)の白(しろ)バイ隊(たい)も活躍(かつやく)しています。「サイドカー」は、平成(へいせい)5年の皇太子殿下御婚儀奉祝(こうたいしでんかごこんぎほうしゅく)パレードにも使(つか)われましたし、外国(がいこく)からの大切(たいせつ)なお客(きゃく)さまを迎(むか)えるときなどに使(つか)います。

また、犯人(はんにん)の追跡(ついせき)などのための「黒(くろ)バイ」(黒色(くろいろ)の捜査用(そうさよう)オートバイ)なども使(つか)われています。

パトカーの始(はじ)まりはいつですか?

パトカーは、昭和(しょうわ)25年6月にアメリカ軍(ぐん)からオープンカーをゆずり受(う)けて初(はじ)めて登場(とうじょう)しました。

パトカーは管内(かんない)の事件(じけん)・事故(じこ)の発生(はっせい)に備(そな)えてパトロール活動(かつどう)をしたり、事件(じけん)・事故(じこ)の発生(はっせい)の際(さい)の初動措置(しょどうそち)を行(おこな)うなど「動(うご)く交番(こうばん)」として活躍(かつやく)しています。

パトカーは、なぜ白(しろ)と黒(くろ)なのですか?

パトカーが日本(にほん)に初(はじ)めて登場(とうじょう)した当時(とうじ)は、日本(にほん)で生産(せいさん)される自動車(じどうしゃ)のほとんどが白色(しろいろ)だったため、パトカーも白一色(しろいっしょく)だとちょっと見(み)ただけではパトカーと一般(いっぱん)の自動車(じどうしゃ)との見分(みわ)けがつきませんでした。

そこで、パトカーであることが一目(ひとめ)で分(わ)かるようにするために、白色(しろいろ)ボディーの下半分(したはんぶん)を反対色(はんたいしょく)である黒色(くろいろ)にぬりました。これが、パトカーを白(しろ)と黒(くろ)の二色(にしょく)にした始(はじ)まりで、昭和(しょうわ)30年には全国的(ぜんこくてき)に統一(とういつ)されました。

事件(じけん)・事故(じこ)があった時(とき)にパトカーはどうして早(はや)く来(こ)れるのですか?

事件(じけん)・事故(じこ)が発生(はっせい)したときに、現場(げんば)に警察官(けいさつかん)が早(はや)く行(い)けるようにするため、みなさんからの事件(じけん)・事故(じこ)の通報(つうほう)を早(はや)く受(う)け付(つ)ける「110番(ばん)」のしくみと、これを受(う)けてパトカーに無線(むせん)で指令(しれい)する「通信指令課(つうしんしれいか)」があります。

また、パトカーは、

  • 昼(ひる)も夜(よる)も休(やす)みなく24時間(じかん)パトロールしている
  • 緊急自動車(きんきゅうじどうしゃ)なので、事件(じけん)・事故(じこ)の現場(げんば)に向(む)かうときに、一般(いっぱん)の自動車(じどうしゃ)に優先(ゆうせん)して走(はし)ることができる
  • パトカーの警察官(けいさつかん)は運転(うんてん)もうまく、道(みち)もよく知(し)っている

ことなどから、早(はや)く現場(げんば)に行(い)くことができるのです。

なお、リスポンス・タイム(通信指令課(つうしんしれいか)が110番(ばん)を受(う)けてから、パトカーなどの警察官(けいさつかん)が現場(げんば)につくまでの時間(じかん))は、岩手県(いわてけん)は8分(ふん)35秒(びょう)くらいですが、リスポンス・タイムが短(みじか)いほど、現場(げんば)で犯人(はんにん)を検挙(けんきょ)する確率(かくりつ)が高(たか)くなっています。

パトカーの中(なか)には、どんなものをのせているのですか?

パトカーは、地域住民(ちいきじゅうみん)の安全(あんぜん)を守(まも)るため、管内(かんない)のすみずみまでパトロールしています。

また、いったん事件(じけん)や事故(じこ)が発生(はっせい)したときは、犯人(はんにん)の逮捕(たいほ)や、事故(じこ)でけがをしている人(ひと)を助(たす)けたり、交通整理(こうつうせいり)なども行(おこな)います。

このため、パトカーには、警察本部(けいさつほんぶ)などと連絡(れんらく)を取(と)るための無線機(むせんき)、けん銃(じゅう)を持(も)っている犯人(はんにん)を逮捕(たいほ)するときに使用(しよう)する防弾(ぼうだん)チョッキ、川(かわ)や海(うみ)でおぼれている人(ひと)を助(たす)けるための浮(う)き輪(わ)、けがをした人(ひと)の手当(てあて)をするための救急箱(きゅうきゅうばこ)、車(くるま)を止(と)めるための停止灯(ていしとう)などをのせています。

白(しろ)バイの始(はじ)まりはいつですか?

白(しろ)バイは、昭和(しょうわ)11年8月に、それまでの「赤(あか)バイ」の色(いろ)が白色(しろいろ)に塗(ぬ)りかえられて誕生(たんじょう)しました。台数(だいすう)は32台(だい)でした。

赤(あか)バイは、大正(たいしょう)7年1月に警視庁(けいしちょう)で誕生(たんじょう)し、車体(しゃたい)が赤(あか)く塗(ぬ)られていたため「赤(あか)バイ」と呼(よ)ばれていました。

白(しろ)バイはなぜ白(しろ)いのですか?

白(しろ)バイの車体(しゃたい)を白色(しろいろ)にした理由(りゆう)は、ヨーロッパの各国(かくこく)やアメリカにならったもので、とても目立(めだ)つ色(いろ)であるからとされています。

また、白色(しろいろ)は「平和(へいわ)と清潔(せいけつ)」を表(あらわ)す色(いろ)であり、白(しろ)バイ隊員(たいいん)は、交通事故(こうつうじこ)のない、安全(あんぜん)で快適(かいてき)な交通社会(こうつうしゃかい)をつくるため活動(かつどう)する「平和(へいわ)の騎士(きし)」という意味(いみ)で白色(しろいろ)になったとも言(い)われています。

現在(げんざい)、白(しろ)バイは、法律(ほうりつ)により緊急自動車(きんきゅうじどうしゃ)とされ、その色(いろ)は白色(しろいろ)と定(さだ)められています。

パトカーや白(しろ)バイに乗(の)るためには、どんな訓練(くんれん)をするのですか?

パトカーや白(しろ)バイは、交通(こうつう)の混雑(こんざつ)した道路(どうろ)において、車(くるま)に乗(の)って逃(に)げる犯人(はんにん)を追(お)って逮捕(たいほ)したり、交通違反(こうつういはん)の取締(とりしま)りを行(おこな)うことが多(おお)いため、大変(たいへん)厳(きび)しい訓練(くんれん)に合格(ごうかく)した警察官(けいさつかん)だけが乗(の)れるしくみになっています。

訓練(くんれん)は、厳(きび)しい条件(じょうけん)の中(なか)で安全(あんぜん)に運転(うんてん)ができるように、特別(とくべつ)の場所(ばしょ)で高速走行訓練(こうそくそうこうくんれん)や、道路(どうろ)に急(きゅう)に人(ひと)が飛(と)び出(だ)してきたときでも安全(あんぜん)にすぐとまれるような急(きゅう)ブレーキの使(つか)い方(かた)、カーブの安全(あんぜん)な曲(ま)がり方(かた)、雨(あめ)や雪道(ゆきみち)の安全(あんぜん)な走(はし)り方(かた)の訓練(くんれん)などを行(おこな)っています。

警察(けいさつ)の航空機(こうくうき)にはどのようなものがありますか?

警察(けいさつ)で使(つか)っている航空機(こうくうき)は、ヘリコプターです。全国(ぜんこく)の47都道府県警察(とどうふけんけいさつ)の全(すべ)てに置(お)かれています。

ヘリコプターは空(そら)からパトロールしたり、犯人(はんにん)を追跡(ついせき)したり、災害(さいがい)が発生(はっせい)したときに被災者(ひがいしゃ)を救助(きゅうじょ)したり、急病人(きゅうびょうにん)を病院(びょういん)に搬送(はんそう)するなど、いろいろな分野(ぶんや)で活躍(かつやく)しています。

警察(けいさつ)の船舶(せんぱく)にはどのようなものがありますか?

警察用船舶(けいさつようせんぱく)は警備船(けいびせん)といい、沿岸(えんがん)の指定(してい)された警察署(けいさつしょ)に配備(はいび)されています。

警備船(けいびせん)は水上(すじょう)のパトロール、麻薬(まやく)・覚(かく)せい剤(ざい)・けん銃(じゅう)などの取締(とりしま)り、夏(なつ)の海水浴場(かいすいよくじょう)での事故防止(じこぼうし)などの活動(かつどう)を行(おこな)っています。

警備船(けいびせん)には、小回(こまわ)りのきくモーターボートや水上(すいじょう)バイクなども装備(そうび)されています。

このページに関するお問い合わせ

岩手県警察本部 警務部 県民課
〒020-8540 岩手県盛岡市内丸8-10
電話番号:019-653-0110
お問い合わせは専用フォームをご利用ください。