今から考えてみませんか?「デジタル終活」

ページ番号1090887  更新日 令和7年9月26日

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「デジタル遺品」とは

 スマートフォンやパソコン等が普及した現代社会ならではの遺品として、「デジタル遺品」があります。デジタル遺品の定義はありませんが、故人がネット上に保有していた遺産のデータやサブスクを契約していた場合のアカウントも含めてそう呼ばれています。

 デジタル遺品に関する相談の中には、遺族が契約内容の確認や解約をしたくても、ID、パスワードの手がかりがないために手続に困るケースがみられます。

事例

1.故人が利用していたネット銀行の手続がしたくてもスマホが開けず、ネット銀行の契約先がわからない。

2.コード決済サービス事業者の相続手続が1カ月以上たっても終わらない。

3.故人が契約したサブスクの請求を止めたいが、IDとパスワードがわからない。

事例の特徴

1.故人のスマホやパソコン等のパスワードがわからない場合、第三者がロック解除することは困難です。

2.ネット上の資産は本人以外が実態を把握することは難しく、相続手続に時間がかかることがあります。

3.サブスクは解約手続をしない限り請求が続いてしまいます。

アドバイス

1.万が一の際に遺族がスマホやパソコンのロック解除ができるようにしておきましょう。

2.自分自身が何かあったときに備えて、スマホ等のアカウントにアクセスできる人を指名するサービス(Appleの「故人アカウント管理連絡先」やGooleの「アカウント管理者無効化管理ツール」機能など)を活用しましょう。

3.ネット上の資産やサブスクの契約は、サービス名・ID・パスワードを整理しておきましょう。

4.エンディングノートの活用も検討しましょう。

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