つぶ貝による食中毒にご注意を!!

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ページ番号1004514  更新日 平成31年2月20日

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つぶ貝の唾液腺や内臓に毒がある場合があります

つぶ貝と総称される巻貝のなかには、エゾバイ科のエゾボラ、エゾボラモドキ、ヒメエゾボラやフジツガイ科のアヤボラなどに「テトラミン」と呼ばれる神経毒の貝毒を持つものがあります。
この毒は、唾液腺とよばれる、身(可食部)と内臓の中間にある部位に含有されます。

テトラミンにより、物が二重に見えるなどの視覚異常や、めまい、ふらつきなどの酩酊感、吐き気、頭痛などの食中毒症状が現れることがあります。症状は、食べてから30分位で発症し、2時間から3時間程度で回復します。ただし、死亡例はありません。

エゾボラモドキなどは、1個分の唾液腺でも食中毒を起こすのに十分な量のテトラミンを含んでいます。この毒素は、熱に強く分解されにくい特徴があります。なお、季節による毒量の変化がないといわれています。
いわゆる「つぶ貝」の仲間で、エゾバイ科のバイ(バイガイ)は、内臓部に同じく神経毒のプロスルガトキシン、ネオスルガトキシンを含み、また、カコボラ、ボウシュウボラは、唾液腺に他の有毒成分を含むといわれています。

本県で採取される「つぶ貝」にもヒメエゾボラやチヂミエゾボラやアヤボラ、エゾボラなどがあり、テトラミンを唾液腺に持っている可能性がありますので、食べるときには次の点に十分注意してください。

注意点

食べるとき

唾液腺と内臓を適切に除去し、身(可食部)だけを食べてください。
除去に当たっては、ぬめり(貝の唾液)を塩もみして取ってください。
貝の種類により含有する毒素の量が異なるので、食べ過ぎに注意してください。

症状が現れたとき

物が二重に見えるなどの神経症状が現れたときは、車の運転等は絶対にしないでください。
病院で受診するときには、食べたものとその部位を正しく医師に伝えてください。

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このページに関するお問い合わせ

環境生活部 県民くらしの安全課 食の安全安心担当
〒020-8570 岩手県盛岡市内丸10-1
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