線維筋痛症に関する情報

線維筋痛症について

線維筋痛症は、現在、明確な診断基準がなく、原因不明の全身的慢性疼痛を伴う疾患です。こわばり感、倦怠感、疲労感、睡眠障害、抑うつ、頭痛、過敏性腸炎、微熱、ドライアイなどが伴うこともあります。推定患者数は、全国で約200万人（人口の1.66％）と言われています。男性よりも女性に多く、中高年に多い病気です。

この疾患については、医学的な解明が進められている段階であり、いまだ定まった知見や治療法が確立しておらず、専門家の間で科学的な研究が行われています。

一方、県が委託設置している岩手県難病相談・支援センターでは患者の方々からの相談に応じてきており、病気が一般的に知られていないため、全身に強い痛みや倦怠感など多様な症状があるにもかかわらず、周囲に病気と信じてもらえず、精神的な苦痛や不安があることや、病院をいくつも受診し、診断がつくまでに長期間を要することが様々な負担になっているといった相談が寄せられています。

県難病相談・支援センターにおいては、引き続き相談に対応していきます。

相談窓口など

1　医療施設の紹介について

日本線維筋痛症学会診療ネットワークでは、患者や家族の方からの相談への対応や、医療施設の紹介などの業務を行っています。岩手県内からは、1つの医療機関がこのネットワークに参加しています。

• 日本線維筋痛症学会ホームページ（外部リンク）

2　岩手県内の相談窓口について

岩手県難病相談・支援センターでは、線維筋痛症を含めた幅広い疾患の相談に対応しています。

• 岩手県難病相談・支援センターホームページ（外部リンク）